27日、福井県で新型コロナウイルスの感染者が8人が確認され、これで県内の感染者は504人になりました。
また、1人の死亡が確認され、これで県内の死者は16人になりました。
会見の内容をまとめました。
1人の死亡を確認
県は、感染症指定医療機関で治療を受けていた80代の男性1人の死亡を発表しました。
この男性が亡くなったのは27日で、死因はコロナによる肺炎です。
重症者に含まれていた方ではありません。
死者の確認は昨日に続き2日連続で、今年に入って4人目となり、県内の累計死者は16人となりました。
感染者の詳細
新たに感染が判明した方の詳細はこちらです。
12時時点では7人でしたが、その後1人の陽性が判明し8人となりました。
<1人目・497例目>
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<2人目・498例目>
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<3人目・499例目>
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<4人目・500例目>
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<5人目・501例目>
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<6人目・502例目>
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<7人目・503例目>
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<8人目・504例目>
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- 感染経路について
・県内医療機関での感染者が2人(濃厚接触者を含めると3人)
・県外陽性者の濃厚接触者(同居家族)が2系統4人
・以前公表した人の濃厚接触者1人
・推定はあるが経路不明はなし - 公立丹南病院について
・26日、コロナ病棟に従事する職員1人の感染が判明
・職種は個人の特定につながる為公表を差し控える
・26日に接触のあった患者3人・職員16人の計19人にPCR検査を行い全員陰性 - 福井総合病院について
・26日、職員1人の感染が判明
・コロナ軽症者療養施設の専従医療従事者
・コロナ患者は別棟で療養
・職種は個人の特定につながる為公表を差し控える
・一般病棟や外来患者との接触はなし
・念のため接触のあった職員24人と、接触の可能性のある職員45人にPCR検査を行い、全員陰性
・コロナ専従だったため患者の検査はなし
・入院、外来診療は通常通り継続 - 2病院(丹南病院・福井総合病院)での感染の広がりは
・感染者が出た時点で、接触者全員にPCR検査を実施
・全員陰性が確認され、これで院内に陽性者に感染させた方・感染した方がいない事が判明している
・病院なので経過観察はしっかししている
・コロナ対応の経験値がある
・当面はこの状況でしっかり判断しながらやって頂く
・今のところ運営に支障はない - 県立病院について
・これまでに66人(職員47人・患者19人)の検査を行い全員陰性 - 病院で感染者が続いている件について
・いずれの病院も介護施設からの入院患者を受け入れて貰っている
・認知症の方もいて、一般の方の入院の受入れとは対応が変わってきている
・専門家の意見を聞きながら、気をつける事を増やしていくか検討して情報共有をしていく必要はある
・ただし、(施設入所者の受入れが)原因とは結びつかないかもしれない
・現場の緊張感は事例の有無に関係なく常にある
・病院で出来る事と全体を見る立場(県)で出来る事があり、病院には専門家もいる
・話し合いをしながら皆で一緒に考えて皆で出来る事を工夫していきたい
・話を始めている
・今回の事例の検証も必要と考えている - 認知症の方が入院するとスタッフの動きが変わる件について
・スタッフを増やして対応する必要がある事もある
・認知症の人は思わぬ動きをしたり、言った事を理解できない事もある
・検査でも唾液を取るのが困難な事例が何度もあった
・介護施設の協力を得て病院でやることも考えてはいる
・介護施設が大変なので簡単には行かない
・普段の医療行為で必要でない知識が必要になるケースがある
・他県の事例を参考にしている
・介護関係でのクラスターは福井県は一番遅いくらいのケース
・高齢者は生活の介助もあり手間が増え、滞在時間や説明にかかる時間も長くなり、1人でも若い人に比べると病院の負担は大きくなる - 鯖江市の小学校について
・488例目が通っていた小学校
・鯖江市内の小学生
・同じ学年の児童51人と接触があった教職員5人の検査を行い全員陰性 - 重症者は1人減って3人(回復しての減少)
- 病床占有率について
・現在の占有率は25%を超える程度(緊急事態レベル)
・以前はもっと占有率が高い時もあった
・キャパシティとしてはまだ75%ある - 感染者が500人を超えた事について
・この1週間で42人の感染者が出ている
・ただし新たな系統は4系統のみ
・介護施設関係が多い
・4系統のうち2系統は県外で陽性判明したもの(高浜町の事例)
・1系統は調査中だか県外で感染したとみられる
・1系統1人のみで経路不明
・市中で感染したとみられる方は今のところ見られない
・病床はそれなりの対応を迫られている
・年末年始や成人式の影響は一通り収まっているとみられる
・ただ、他県では感染者がまた増えている
・系統は少ないが感染者が出ている状況を受けて、医療関係者にこれ以上負担をかけないように感染対策予防を取り、県外との移動を含めて県外の状況を見る必要がある
・家庭内での感染防止が基本
・2/7まではしっかり感染予防対策をしっかりお願いしたい - 2週間で100人の感染者が出ている
・警報にしている理由はここにある
・最初に警報を出した時は10系統前後あり、先が見えない状況だった
・この1週間を見れば収まりつつある
・今一歩の感染予防対策をお願いしたい - ひまわりの丘について
・感染者が多いため、県内の医療機関に分散して入院している
現時点で判明しているのは以上です。
追加情報がありましたら、青字で追記します。
県の会見はこちら↓
今日は質問が似ているようで微妙に違う物もあり、上手くまとめられませんでした。

コロナに関する情報ー旧まとめ新聞や会見、ネット上で得たコロナに関する情報をかいつまんで載せています。
上から福井県、国内、国外の順です。
世界の感染者数と県別の...
最近の傾向
- 帰省・旅行した人から家庭内で感染が広がる
- 濃厚接触者が多い
- 症状が出ても一旦治まり、2~3日後に再び症状が出る
- 2~3回目の検査で陽性になる方が増えている(潜伏期間が長くなりつつある?)
- 高齢者は潜伏期間が長い傾向にある
- 外から持ち込み⇒会食⇒家庭や職場で広がる⇒病院内で広がる、の順になっている
感染者や濃厚接触者、医療関係者に関してのお願い
- 感染者やその関係者のプライバシーには十分な配慮をお願いしたい
- 誹謗中傷や差別が降りかからないようにみんなで支えて欲しい
- 医療関係者や関係職員への誹謗中傷や偏見などを寄せないようにお願いしたい
感染者への誹謗中傷や嫌がらせ、偏見はおやめ下さい。
根拠のない情報を流す事は名誉棄損に当たります。
これまでの福井県内の感染状況
今日正午現在時点の状況です(内は前日比)
感染者数 | 504人(+8) |
死者数 | 16人(+1) |
入院者数 | 76人(-1) |
うち重症者数 | 3人(-1) |
使用感染症指定医療機関 | 76床(-1) |
使用一時生活施設 | 0床 |
自宅待機者 | 0人 |
退院者数 | 412人(+8) |
感染症指定病院等 | 255床 |
宿泊療養施設 | 75床 |
濃厚接触者数 | 1,387人(+39) |
うち健康観察者数 | 153人(+29) |
※重症の定義:ICUに入室または人工呼吸器を装着した方
最近判明した感染者の詳細
その他県内のコロナに関する情報はこちら↓
新型コロナウイルスに関する相談窓口
発熱などコロナと疑われる症状がある時の受診
発熱やけん怠感、喉の痛みなど、新型コロナウイルスが疑われる方が受診する際の受診体制が11月1日から変更になります。
受診の流れなどについての詳細はこちらで解説しています。

11月から変わる発熱時の受診体制。どうすればいいのかを簡単に解説11月1日から、コロナとインフルエンザの同時流行期に備えた体制が始まります。
私達の受診の流れも変わってくるので、今後熱などの症状...
新型コロナウイルスに関する相談
新型コロナウイルスに関する相談窓口はこちらです。

- 「帰国者・接触者相談総合センター」
- 電話番号:0776-20-0795
- 対応時間:7時~21時
- 業務内容
・病状・症状に関する相談
・新型コロナウイルスに関する一般的な相談
・検査予約調整
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新型コロナウイルス-福井県内まとめ福井県内の新型コロナウイルスのまとめページです。
5月8日が最終更新です。
感染者数と感染者の状況
8日、新たに66人の感染を確認...