26日、福井県で新型コロナウイルスの感染者が12人が確認され、これで県内の感染者は496人になりました。
また、1人の死亡が確認され、これで県内の死者は15人になりました。
会見の内容をまとめました。
1人の死亡を確認
県は、感染症指定医療機関で治療を受けていた90代の女性1人の死亡を発表しました。
この女性は亡くなったのは26日で、死因はコロナによる肺炎です。
死者は1/24以来で今年に入って3人目となり、県内の累計死者は15人となりました。
感染者の詳細
新たに感染が判明した方の詳細はこちらです。
<1人目・485例目>
|
<2人目・486例目>
|
<3人目・487例目>
|
<4人目・488例目>
|
<5人目・489例目>
|
<6人目・490例目>
|
<7人目・491例目>
|
<8人目・492例目>
|
<9人目・493例目>
|
<10人目・494例目>
|
<11人目・495例目>
|
<12人目・496例目>
|
- 感染経路について
・1人は濃厚接触者
・4人は同居家族
・7人がひまわりの丘の入所者 - 「東尋坊ひまわりの丘」について
・これまでに入所者28人、職員7人の計35人が感染
・35人以外に利用者の家族1人が陽性(家族はクラスターには含めない)
・昨日入所者57人・職員46人の計97人に3度目の一斉検査を行った
・26日、新たに入所者7人の陽性が判明
・これで入所者35人、職員7人の計42人が感染
・フロア別では7人中2階が5人、3階が2人
・今後も引き続き経過観察を続ける
・今回1月以降2週目くらいから濃厚接触者の家族からの発症率が高い
・家族も2週間の健康観察で10日ごろから発症している
・今回も同室の方が1週間~10日後に発症し、陽性になっている
・加齢のせいか潜伏期間が長い印象がある
・今後も体調に応じて検査を行う
・今後、全員検査をするかは保健所と協議中
・県のクラスター班は14日から日替わりでゾーニング等の指導で連日入っていて、今週の土日も入っている
・メンバーは感染制御ネットワークから要請された専門の看護師が主
・ゾーニングや患者が使った病室の扱い、介護士への指導等を行う
・21日に初めて3階(36人)で1人感染者が出た
・3階では入所者4人、職員2人が感染している
・3階で感染者が出ているのは、ゾーニングする前の段階で感染していた方がいて、その方が20日に発症、発症2日前あたりに他に感染した方と接触があり3階で感染者が出た
・施設内での二次感染三次感染が起きているところもある
・最初の時の広がりで発症しているのが大部分と見ている
・県は最初大きく広がらないと言っていたが入所者の半数が感染しているのは、途中の検査で2回陰性だったでも引っ掛かっていない点から、潜伏期間が長いと考えた方が合うと評価している
・施設では個室ではないため、人数が増えている部分がある
・部屋割やゾーニングで患者が出た状態で室内の消毒は可能 - 県内に特養等介護施設が100を超えていて、施設の人は不安に感じているが?
・施設に対しては今の医療機関には抗原キットなどもある
・疑いがある段階で早く保健所に連絡して欲しい
・ゾーニングはクラスター班の助言に従って欲しい
・勝手に動かすと逆に感染を広げる事になる - 3人目・487例目について(県教育委員会より)
・鯖江市の中学生
・校名は保護者の意向により非公開
・25日は学校を欠席していた
・土日を挟んでおり、発症もしていない
・保健所からは校内で濃厚接触者はおらず、休校の必要がない
・通常通り授業を行っている
・この内容は昨日緊急メールでお知らせ - 4人目・488例目について(県教育委員会より)
・鯖江市内の小学生
・校名は保護者の意向により非公開
・25日は登校していたが、485例目の陽性判明を受け、早退
・保健所によると校内に濃厚接触者はいない
・念のため本日同じ学年の児童51人と接触があった教職員5人の検査を行う
・25~26日は臨時休校にして消毒を行う
・保護者には昨日のうちに緊急メールを送付
・検査は明日27に判明する
・検査の結果を受けて28日以降の対応を検討
・保護者には明日改めて連絡をする - 県立病院について
・本日5人目(489例)の40代男性が同院の職員
・医療技術者(機器のメンテナンス操作をしている)
・県立病院で感染者が出たのは2人目(昨年4月)
・発症2日前の20日以降に接触があった患者・職員の調査を行う
・現時点で70人をリストアップ(患者20人、職員47人、489例目の家族3人)
・昨日56人(患者8人、職員45人、家族3人)の検査を行い、全員陰性
・職員54人はコロナ病棟の職員だけではない(一般病棟を含む)
・残り14人(患者12人、職員2人)は今日検体採取を行い、明日判明
・職員が業務を行っていた部署は今朝、完全な消毒を実施している
・マスク着用や手指衛生などの院内感染対策を徹底している
・自宅待機者はおらず、外来、入院診療とも通常どおりの診療を継続
・昨年4月より感染対策は研修やマニュアルなどを整備し強化していた
・現時点ではどの場面でどこ患者から感染かはわかっていない - 病床占有率について
・占有率が30.2%と緊急事態レベルの25%を上まっている
・退院が今日8人おり、明日も退院が見込まれている
・この水準で保っていけるか見極めて評価していかなければいけない
・1週間の新規の市中感染と思われる発生が増えてこないかを考えて検討する材料にしたい - 重症者は4人
現時点で判明しているのは以上です。
今日は会見がなかったので、現時点では情報も少ないです。
追加情報がありましたら、青字で追記します。
県の会見はこちら↓
介護施設のクラスターですが、今日の7人はこれまでの2階の検査で陰性だった方です。
高齢者は潜伏期間が長い傾向があり、まだ暫くは感染者が出る可能性があります(石川では5回目の検査で陽性になった例もあり)
高齢者は自覚症状が感じにくく、持病などで症状があってもコロナと結び付かない事もあります。
同居家族に高齢者がいる場合は、周りの人も健康状態に注視して下さい。

最近の傾向
- 帰省・旅行した人から家庭内で感染が広がる
- 濃厚接触者が多い
- 症状が出ても一旦治まり、2~3日後に再び症状が出る
- 2~3回目の検査で陽性になる方が増えている(潜伏期間が長くなりつつある?)
- 高齢者は潜伏期間が長い傾向にある
- 外から持ち込み⇒会食⇒家庭や職場で広がる⇒病院内で広がる、の順になっている
感染者や濃厚接触者、医療関係者に関してのお願い
- 感染者やその関係者のプライバシーには十分な配慮をお願いしたい
- 誹謗中傷や差別が降りかからないようにみんなで支えて欲しい
- 医療関係者や関係職員への誹謗中傷や偏見などを寄せないようにお願いしたい
感染者への誹謗中傷や嫌がらせ、偏見はおやめ下さい。
根拠のない情報を流す事は名誉棄損に当たります。
これまでの福井県内の感染状況
今日正午現在時点の状況です(内は前日比)
感染者数 | 496人(+12) |
死者数 | 15人(+1) |
入院者数 | 77人(+4) |
うち重症者数 | 4人 |
使用感染症指定医療機関 | 77床(+4) |
使用一時生活施設 | 0床 |
自宅待機者 | 0人 |
退院者数 | 404人(+7) |
感染症指定病院等 | 255床 |
宿泊療養施設 | 75床 |
濃厚接触者数 | 1,348人(+6) |
うち健康観察者数 | 124人 |
※重症の定義:ICUに入室または人工呼吸器を装着した方
最近判明した感染者の詳細
その他県内のコロナに関する情報はこちら↓
新型コロナウイルスに関する相談窓口
発熱などコロナと疑われる症状がある時の受診
発熱やけん怠感、喉の痛みなど、新型コロナウイルスが疑われる方が受診する際の受診体制が11月1日から変更になります。
受診の流れなどについての詳細はこちらで解説しています。

新型コロナウイルスに関する相談
新型コロナウイルスに関する相談窓口はこちらです。

- 「帰国者・接触者相談総合センター」
- 電話番号:0776-20-0795
- 対応時間:7時~21時
- 業務内容
・病状・症状に関する相談
・新型コロナウイルスに関する一般的な相談
・検査予約調整
↓新しい情報をすぐに読みたい方はPush通知をご利用ください(無料)
