感染が止まらない新型コロナウイルス。
あちこちでコロナウイルスに便乗した詐欺事件が発生しています。
今回は、マスクを代金引き換えで送り付ける詐欺です。
代引きで送り付け。マスク50枚8,500円?
この事案の詳細は下記の通りです。
新型コロナウイルスの影響でマスクの品薄状態が続く中、熊本県北部の個人宅に、注文した覚えがないマスク約50枚が代金引換で送り付けられていたことが22日分かった。県警荒尾署は「マスク不足だからといって安易に飛び付かないで」と注意を呼び掛けている。
署によると、マスクが届いたのは21日午後3時半ごろ。数枚ずつ小分けした状態で袋詰めされていた。宛名にはこの家の住民の名が記されており、代金8500円を支払い受け取ったという。送り主の記載はあったが、実在するかは確認できていないという。
マスク不足に便乗した送り付け詐欺のようです。
最近は代引きで商品を送り付ける詐欺行為が増え、Amazonでも同様の件が増えているそうですが、これもその一環と言えるでしょう。
家族あてだと注文したのかも?と代金を払ってしまう可能性もあり、非常に悪質ですね。
マスク不足解消がこの手の詐欺を招く
トイレットペーパーの品不足は解消された様ですが、マスク不足は相変わらずのようです。
今月15日からはマスクの転売行為も禁止され、違反すれば1年以下の懲役や100万円以下の罰金になります。
ヤフオクやメルカリではマスクの出品そのものが難しいようですし、転売目的のマスクを抱えて困っている転売ヤ―もたくさんいるのが背景にあるのかもしれません。
マスク不足が解消されればこの手の詐欺に引っ掛かる人もいなくなるのでしょうが、中々現状では難しいようです。
代引きだけでなくメールにも要注意!
代引き詐欺も困りますが、「マスクの注文や発送」の連絡をよそおった詐欺メールも増えている様です。
下手に返信したりすると個人情報を知られる可能性があるので、見に覚えのないメールには要注意ですね!
いくらマスクが必要とは言っても、この手のマスクが100%安全とも限りません。
中には衛生的に問題があるのもや使用済みなどが紛れている可能性もあります。
怪しい商品はかえって健康を害するので、被害に遭わない様に気を付けたいものです。
もしマスクが送られてきたらどうする?
もし見に覚えのない商品が送られてきたらどうするか?
その際は、「受け取り拒否」をしましょう。
配送業者の方に「注文した覚えがない」旨を伝え、一旦持ち帰って貰いましょう。
その後改めて注文を確認して、家族が注文しているなら再配達や営業所での受け取りを。
もし拒否するなら、伝票番号や送り主は控えておいて、その後警察か消費者センターに連絡しましょう。
住所や名前を知られていると、その後何度も送りつけられる可能性があるので、警察に相談した方がいいでしょう。
その方が、他の被害を防ぐ事にもなります。