新型コロナウイルスについて

空気感染や6倍の感染力も?新型コロナウイルスの新しい研究結果

国内での新型コロナウイルスの感染が増加傾向にありますが、この新型コロナウイルスで気になる研究結果があったのでご紹介します。

空気感染する?呼吸だけでも感染する可能性が指摘される

まず1つ目の気になる情報は、新型コロナウイルスが、「空気感染する」可能性があるとの研究結果です。

新型コロナウイルスは、空気中でも3時間生存する事が出来る事が確認されています。

米国立衛生研究所(NIH)、疾病管理予防センター(CDC)などの科学者が17日(現地時間)、国際医学学術誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)」に掲載された論文で「咳、くしゃみなどで排出された新型コロナウイルスが空気中で感染力が半減するのに66分かかることが分かった」と述べた。

研究チームは2003年に世界を席巻したSARS(重症急性呼吸器症候群)と今回の新型コロナウイルス(SARS-Cov_2)の生存力を様々な環境条件で比較する実験を行い、全体的に新型コロナウイルスとSARSウイルスの生存力は似ているという結果が出た。

調査の結果、新型コロナウイルスは空気中で初めの66分で感染の可能性のある数が半減し、続く66分後の132分には最初の75%が無効になり、3時間後には生存可能なウイルスの量が最初の12.5%に減少するという。

3時間後でも一部のウイルスは生存するということだ。

中央日報より

また、ニューヨークタイムズもこのような記事を掲載しています。

世界保健機関(WHO)に対し、科学者数百人が、新型コロナウイルスの空気感染の可能性を示す科学的根拠があると指摘し、対応策の推奨を改定するよう求めていることが分かった。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が4日に報じた。
32カ国の科学者239人が参加したWHOへの公開書簡は、飛沫より小さな粒による感染を指摘。書簡は翌週に科学誌で発表する計画だ。

一方でニューヨーク・タイムズ紙によると、WHOは浮遊するウイルスが感染させるとの科学的根拠には説得性がないとの立場だ。

ロイター通信より

WHOは否定的ですが、このように新型コロナウイルスは空気中でも3時間は生きていて、感染力を持っているということです。

今のところまだこの研究結果しかありませんが、米国立衛生研究所(NIH)や疾病管理予防センター(CDC)の科学者の論文と言う事なので、かなり確実性は高いと思われます。

こうなってくると、マスクはどんな時も必須になり、下手をすると一般のマスクだけでは防げず、N95マスクのような物が必要になってくる可能性もあります。

さすがに一般人がN95マスクを使うのはやり過ぎかもしれませんが、こうなってくるとより一層徹底した予防が求められます。

コロナウイルスの毒性が強くなっている可能性も

新型コロナウイルスの毒性が、当初よりも強くなっているとの指摘もあります。

新型コロナウイルスの遺伝子の塩基配列によって型が変わってきて、その性質も違いがあります。

例えば、最初に中国で発生した時の型はS型で、その後アジアを中心に流行したV型、欧米で流行したG型の3種類があります。

ちなみに福井で流行したのは欧州型との事なので、G型なのでしょう。

このG型も、GR型とGH型に変異しましたが、このGH型は感染力が最大で6倍近く高いと言う研究結果が出ています。

GH型は感染力が最大6倍高いという研究結果を今月2日、米デューク大学とロスアラモス国立研究所の研究グループが国際学術誌「Cell(セル)」で発表した。
英国の患者999人を調査した結果、新型コロナウイルス感染拡大初期のウイルスよりもウイルス濃度が約6倍で、感染速度がそれだけ速くなる可能性があるということだ。

朝鮮日報より

もしこの話が本当だとすると、益々予防が難しいと感じられてしまいますね。

今でも発症前からウイルスが出ていて感染する、無症状の人からでも感染するなど、今までのウイルスの概念を崩すような事実が出てくるだけに、新型コロナウイルスの厄介さが際立ちます。

抗体が2~3ヶ月経つと急速に減少する

これは中国で発表された論文からです。

新型コロナウイルス発生地の中国で衝撃的なレポートが発表された。
「新型コロナの抗体は2~3か月経つと急激に減少する」
6月18日、英医学誌『ネイチャー・メディシン』に中国・重慶医科大学などの研究チームによる論文が掲載された。

NEWSポストセブンより

この記事によると、中国の研究チームが、感染して症状が出た37人の患者と、症状が出なかった患者37人について、抗体の量の変化を調査したそうです。

調査の結果、、感染後しばらくして作られる「IgG抗体」が80%以上の人で検出されましたが、退院から2カ月後には、症状があった人の96.8%、無症状の人の93.3%で、抗体が減少していたそうです。

減少割合は、半数の人で70%を超えたそうです。

例えば麻疹の抗体は一生ものといわれて、一度抗体を持つと一生の間あまり減少しないで免疫力を維持します。

一方でインフルエンザは4~6ヶ月とも言われ、だから毎年予防接種をする必要があります。

しかし、たった2~3ヶ月で免疫力が落ちてしまうとなると、再感染する可能性も高くなります。

また年に何度も予防接種をしなきゃいけなくなるため、それだと予防接種の意味がなくなってしまいます。

スウェーデンでは都市封鎖や経済活動の制限をせず、集団免疫を獲得する政策をとっていますが、6月に調査したところ、抗体保有率は6%と予想以上に低かったそうです。

これも抗体が短期間で消えてしまうからではないかと指摘する専門家もします。

現在、ワクチン開発が世界中で進められていますが。もしこれが本当ならワクチンは救世主にはなりえないと言う事になってしまい、今後の国の政策や私達の生活まで軌道修正を求められる可能性もあります。

 

まだまだ謎が多く未知のウイルスの新型コロナウイルス。

今後もこのウイルスの全容が解明される事を期待します。

新型コロナウイルスに関連する記事

新型コロナの国産ワクチンの治験がいよいよ始まる。期待のワクチンはいつごろ出来る?

新型コロナウイルスのワクチン開発でよく耳にする「治験」とは何か?簡単に説明します。

ふるさと納税を使って新型コロナウイルスで経済的に困っている学生を支援しよう!

石川県の知事がまたもや失言…「わが世の春」の次は「コロナとご縁」

新型コロナウイルスに感染後はどうなる?そう簡単には完全回復とはいかない可能性も…

 

新型コロナウイルス-福井県内まとめ福井県内の新型コロナウイルスのまとめページです。 感染者数と感染者の状況 福井県の10/30現在の感染者は下記の通りです。(内)は前...


COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA