休校措置が解除されて1ヵ月が経ちました。
子供達も学校生活にようやく慣れてきたところですが、休校明けから子供が整形外科に駆け込む事が増えているそうです。
コロナ渦の休校。3ヶ月は長かった…
2/27に首相が学校への臨時休校要請を出してから始まった予想外の休校。
前代未聞の夏休みの2倍の長さの休校は、この日から始まりました。
2/27 | 首相が春休みまでの臨時休校を要請 |
2/28 | 学校から臨時休校の正式な通達 |
3/2 | 臨時休校開始(~春休み明けまで) |
4/3 | 臨時休校延長要請(~5/6) |
4/30 | 臨時休校再延長要請(この時点では期限未定) |
5/15 | 6/1から学校再開の通達 |
6/1 | 学校再開 |
学校からのメールで日付を起こしているので若干のズレがあるかもしれませんが、学校再開までの経緯はこんな感じでした。
当初は春休みまでも「え、長い…」と驚いたものです。
なんせそれまでの休校は、大雪での1週間くらいしか経験がなかったので。
それが、気が付けば2度の延長を経て3ヶ月もの長期休暇になってしまいました。
しかも感染症対策のための休校なので、外出も禁止。
当然公園遊びも運動も禁止なので、子供達は家でごろごろする毎日です。
おかげで子供達も体力も筋力もすっかり落ちてしまいました。
休校解除後に増える怪我や骨折
休校要請中は部活も禁止だった上、福井市の小学校では校庭を使う部活は6/14まで、体育館を使う部活は6/30まで禁止でした。
聞けば、大休み(20分の休み)も昼休みも、校庭で距離をとって遊ぶか教室で静かに過ごすように言われているようで、鬼ごっこもドッジボールも禁止との事(学校によって違うかもしれません)
おかげで子供達は体力を回復する機会もなく、未だに絶賛体力不足の真っ最中。
特に成長期で骨がまだ十分育っていない小学生の怪我が増えているそうです。
実際に怪我が
今日の福井新聞に載っていましたが、春江病院では子供が疲労骨折と診断されているそうです。
春江病院では、6月中旬から2週間で10人ほどの子どもが疲労骨折と診断された。膝の上下や足部などに外傷のないままひびが入っているため、本人や保護者が骨折と思っていないケースが多い。
春江病院の岡野智副院長によると、同様のケースは小学校から中学、中学から高校に進学する春先に見られる事が多い。休暇明けのや多くや部活の強度が上がる為だが、短期間でここまで患者が多い事はなく、「外出自粛や休校により骨が若干もろくなっているのではないか」と指摘する。7/2福井市新聞より
福井新聞から抜粋しましたが、同様の記事はネット上でもいくつか見かけました。
急に運動したから筋肉痛かと思っていたら実は骨折だった…という事もあるようです。
実は我が家も…
実は我が家も、子供が足が痛いと言うので受診したところ、かかとの骨とアキレス腱の間で炎症が起きていて、運動禁止の通達を受けました。
シーバー病または踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)と言うそうです。
先生によると、まだ骨の成長が十分でない小学生に多いそうです。
傷みがある間は体育の授業は禁止、出来れば登下校も送迎で、と言われて親は大忙しでした。
放置すると剥離骨折すると言われたので、さすがに子供もびっくりして大人しくしていましたが、数日大人しくしていたら傷みも治まってくれました。
受診した先生に聞いたところ、学校が再開してから子供の受診が増えていて、足(膝やかかとなど)の痛みを訴える子が増えているそうです。
ネットでも同様の記事が出ていて、運動不足に筋力低下が重なって起きるようです。
これから体育館で行うバスケやバドミントンなど室内競技の部活が再開されますが、急に通常の運動量で始めたり、ハードな練習をするは危険です。
運動の量や質には十分に注意し、子供が痛みを訴えたら早めに受診しましょう。
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