新型コロナウイルス対策で国が快活した接触確認アプリ「COCOA」。
今朝の時点で既に371万件ダウンロードされていますが、不具合が見つかったそうです。

新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の不具合内容
今のところ判明している不具合はこちらです。
「処理番号」に関する不具合
まず一つ目は、検査で陽性と判明した時に保健所から発行される「処理番号」に関する不具合です。
これは、アプリ上で陽性になった人が自分で登録する際に入力する物なのですが、保健所から発行されていない番号を入力してもエラーにならず、「完了しました」と表示されてしまうものです。
運用初日の19日に見つかり、現在厚生労働省は「処理番号」の発行を見合わせています。
なお、不適切な番号を入力しても陽性者としては登録はされず、他の利用者にも通知は行かないので実害はありません。
利用開始日に関する不具合
これは表示される日付よりも前にこのアプリを利用していても、「2020年6月○日から使用中」と表示されるものです。
ちなみに私のアプリで確認したところ、利用開始は19日ですが、6月23日と今日の日付になっていました。
どうやらアプリを開いた日の日付になってしまう不具合のようです。
厚生労働大臣は早急に修正すると釈明
上記の不具合を受けて、加藤厚生同労相は「アプリは現段階は試行版で、速やかに修正する」と釈明しました。
また「多くの皆さんが参加する事で動く仕組みなので一緒に作る事が大事」と改善を図る方針を示しました。
一週間以内の改善を目指し、修正が終わるまでは接触の通知は行わないそうです。
アプリなどのプログラムに不具合が出るのはある程度想定内なので、早めの修正をお願いしたいところです。
不具合に批判も多いが…
リリース直後に不具合がわかった事で、アプリと開発者への批判が上がっています。
ただ、このアプリの元はマイクロソフトの社員が個人開発で始めたプロジェクト「COVID-19Radar」で、コロナ渦の中で集まった有志が無償で開発したものだとか。
米Appleと米Googleの共通通信規格が「1国1アプリ」で「保健当局の開発」に限られることが分ったため、厚労省が主導することになり、最終的にはオープンソースのCOVID-19RadarがCOCOAのベースになることが決まったそうです。
オープンソースとは、無償で公開し、誰でも自由に改良・再配布ができるようにしたソフトウェアのこと。
ちなみに厚生労働省が主導すると決まったのが5/8で、首相が6月中に公開すると言ったために納期も3週間程度しかなかったとか。
このような経緯からも、批判を受けるべきは受託会社と政府で、エンジニアへの批判は的外れと同情の声も上がっています。
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