新型コロナウイルスについて、WHOの専門家が、発症した時に一番感染力が強いとの研究結果を公表しました。
詳細は?
この研究結果はアメリカとドイツによるもので、新型コロナウイルスは初期症状が現れるときにウイルスの感染力が最も強いとの暫定結果が出たということです。
この特性の影響で、感染拡大の防止が困難になっていること、検査の徹底や他人との距離(2m以上推奨)等の実施によって抑制できるとしています。
新型コロナウイルスは上気道(鼻から鼻腔、鼻咽腔、咽頭、喉頭まで)に付着するために、飛沫感染しやすいそうです。
また、上気道にウイルスが存在する事で、具合が悪くなり始めた頃に体内に潜むウイルス量がピークになる可能性があるとも。
新型コロナウイルスに関しては発症数日前の無症状の時期でも感染するとの研究結果が複数あります。
症状が軽い感染者の場合だと、最長で8~9日間感染しやすい状態になるそうです。
その為、感染防止にはマスク着用や他人との適切な距離(2m以上)、手指の消毒、3密回避がやはり有効ということでしょう。
無症状からの感染はまれとの発言を釈明
また、昨日の記事でも可きましたが、WHOの防疫学者が「無症状の人からの感染はまれ」との発言をについて、釈明しました。
⇒無症状患者からのコロナ感染、する?しない?WHOとWHO疫学者が間逆の見解を発表?
この「無症状からの感染はまれ」との発言には、一部の科学者からも反論されていています。
英ロンドン大学衛生熱帯医学大学院(London School of Hygiene and Tropical Medicine)のリアム・スミース(Liam Smeeth)教授(臨床疫学)はこの見解に「かなり驚いた」と述べた。スミース氏は「科学的な不確実性は残っているものの、無症状感染者による感染は症例の30%から50%程度である可能性がある。これまでで最も良い科学的研究では、症例の半分までが無症状の、あるいは発症前の人から感染したことを示唆している」と指摘した。
このような反論に対して、バンケルコフ氏は、このように釈明しました。
記者会見で受けた質問に「二つか三つの、非常に少ない数の研究に言及して」答えたもので「WHOの方針を述べたものではなかった」とし、「『非常にまれ』という言葉を使ったが、無症状感染者からの感染が世界で非常にまれだと述べるのは誤解だ。私は研究のサブセット(一部)について言及していた」と話した。
この釈明は、会見の一部を切り取って報道したマスコミがいたという意味なのか、それとも翻訳などで意に反する内容になったのかまではよくわかりません。
WHOに対しては厳しい意見も…
どちらにしても、この釈明に対して、ネット上では厳しい意見が出ていました。
まあ親玉の言動見てると、最後のに思えてしまう。
WHOを介すことで、逆に情報が錯綜している感じに見える。
統計報告以外で、何か、世界に有意義な発信が出来ないと、信用は取り戻せないでしょう。多くの科学者の協力を得てでも実績が欲しいですね。
どちらかと言うと、第二のWHO創設に期待もありますが。
WHOは中国への忖度問題や、当初人から人への感染はない等の発言、最近では効果無しと言っていたマスクの着用を今月に入って推奨など、発言や行動に批判が集まっています。
アメリカやブラジルではWHOからの脱退発言も出ていて、事務総長には4月末の時点で100万人超の辞任要求の署名が集まっています。
このような経緯があるだけに、発言はもう少し慎重にして頂きたいですね。
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