昨日の放送で一旦休止となってしまったNHK大河ドラマ「麒麟がくる」
福井県にも明智光秀縁の地が多く、舞台にもなっているという事もあって、県内でも非常に盛り上がっています。
しかし、残念ながら新型コロナウイルスの影響で、昨日の放送で休止になってしまいました。
そんな中、JAFが福井県内の明智光秀にちなんだ地を巡るスタンプラリー「ドライブスタンプラリー」を始めましたのでご紹介します。
ドライブスタンプラリーの詳細はこちら
JAFが企画したスタンプラリーの詳細はこちらです。
ドライブスタンプラリーの詳細
- 期間
6/1~12/20まで - 対象地域
・明智神社(福井市東大味)
・一乗谷朝倉氏遺跡(福井市城戸ノ内町28-37)
・称念寺(坂井市丸岡町長崎19-17)
・金崎宮(敦賀市金ヶ崎町1-4)
・得法寺(三方上中郡若狭町熊川33-26) - 参加は会員以外でもOK
- 対象地でQRコードでデジタルスタンプを取得
- 景品は明智光秀縁の地としてイラストデザインした羽二重餅
- 企画はJAF JAFのHPはこちら
福井市のHPでもスタンプラリーの詳細や各神社の紹介もしています⇒福井市HPはこちら
福井県内を回るドライブコールですが、これだけを回ると一日しっかりドライブできるコースになっています。
スタンプラリーの5か所はこちら
今回のスタンプラリーの5つの地点について紹介します。
明智神社(福井市)
明智光秀を「あけっつぁま」と呼んで祭っていたのが福井市東大味にある明智神社です。
明智光秀が朝倉氏に身を寄せていた時の住居跡で、娘の細川ガラシャが生まれた場所でもあります。
光秀は家族で過ごした東大味地区を戦禍から逃れさせるため、柴田勝家・勝定公に依頼して2通の安堵状を出させ、この地を守りました。
東大味の人々は光秀を慕い、その後400年間極秘に秀光公の木像を守り続けてきました。
1886年にようやく屋敷跡地に小さな祠を建て、明智神社として世に出しました。
年に一度、光秀の命日である6月13日にのみ御開帳が行われ、本尊である光秀の木像を見ることができます(今年はコロナの影響で中止)
明智神社の場所はこちら(福井市東大味町)
明智神社は小さな神社なので、駐車場等の施設は十分ではありません。
200m程の場所に集落センターがあり、去年はそちらの駐車場の利用を呼び掛けていました。
今年はコロナの影響もあって御開帳は中止になってしまいました。残念です。
福井市南部で、朝倉氏遺跡の近くになります。
一乗谷朝倉氏遺跡(福井市)
朝倉氏一族が100年余にわたって栄華を極めた一乗谷にある遺跡群。
ソフトバンクなどのCMで話題になり、最近では街並みの復元なども進んで、福井県を代表する観光地となっています。
朝倉氏遺跡については、下記の過去記事でも書いていますので参考にどうぞ。
ちなみに、過去記事にあるように、これからは蛍が見られるベストシーズンです。
もしスタンプラリーを楽しむなら、朝倉氏遺跡は最後にして、蛍も一緒に見るのもお勧めです。
朝倉氏遺跡の場所はこちら
暑い日はさらに上流の一乗滝は清涼感があって涼しく、お勧めです。
称念寺(坂井市)
泰澄大師が721年に元正天皇の勅願を受け阿弥陀堂を創建したのが始まりとも言われる称念寺。
南北朝時代の武将、新田義貞公の墓所でもあり、近年では明智光秀が一時期住んでいた事もあって、近年は何かと話題でもちきりです。
光秀は10年間この地に住まい、門前で寺子屋をしていたという記録が残っています。
平成28年の北陸新幹線のルート発掘調査では、川・池・堀の跡が出てくるなど、歴史的な価値が見直されているお寺でもあります。
近年は観光客の増加に伴い境内を整備して訪問しやすくなっているので、この機会にぜひ一度参拝してみてはいかがでしょうか?
称念寺の位置はこちら(坂井市丸岡町長崎19-17)
スタンプラリー5か所の中では一番北側になります。
金崎宮(かねがさきぐう)(敦賀市)
敦賀市にあるサクラの名所としても有名な金崎宮。
南北朝時代には、恒良親王と尊良親王が新田義貞公によってこの地を拠点としたものの、その後足利勢に攻められて尊良親王と新田義貞公の息子など300人余が戦死しました。
戦国時代には、お市の方が兄・織田信長に浅井氏の裏切りを知らせるため、両方を紐で結んだ袋に小豆を入れて陣中見舞いとして届けさせ、それを見た信長が浅井氏の裏切りに気が付いたとの逸話で有名な「金ヶ崎の戦い」の場でもあります。
境内には朝倉氏一族を祭った朝倉神社があります。
また、金崎宮へ桜見物に訪れた男女が「花換えましょう」と声をかけあって、桜の小枝を交換することで思いを伝えたといわれる「花換え祭り」でも有名です。
金崎宮の場所はこちらです。
駐車場は30台ほどがあります。
得法寺(若狭町)
得法寺は嘉禄2年(1226年)、慈円房須智(北条義時の子息で比叡山延暦寺の僧)が草庵を結び阿弥陀如来像を安置したのが始まりと伝えられています。
戦国時代には、朝倉氏を討つ為に織田信長が秀吉や家康を率いてこの地に宿泊したと伝えられています。
この時、徳川家康は得法寺に泊まったとの事で、この時境内にあった松に腰を掛けたという謂れを持つ松の木が境内東隅にあり、「家康腰掛けの松」と呼ばれていました(この松は残念ながら枯死しています)
家康はこの際、得法寺の名前に「土地は熊川、寺は徳法寺、余は徳川、因縁あるかな」と云ったと伝えられています(※昔この寺は徳法寺と呼ばれていたそうです)
得法寺の場所はこちら
スタンプラリーでは一番南(東)に位置しています。
得法寺のある熊川宿は、江戸時代には鯖街道随一の宿場町として繁栄し、残った古い町並みは重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。
旧街道に沿って流れる前川は平成の名水百選に選ばれています。
また、近畿地方を舞台に約1,200kmを4日間かけて完走をめざす、クラシックカーの一大イベント「La Festa Primavera 」では、熊川宿に多くのクラシックカーが立ち寄ります。
過去にはタレントの堺正章さん、近藤真彦さん、クレイジーケンバンドの横山剣さん、パリダカ優勝者の篠塚健次郎さんらも訪れています。
また、光秀来訪450年記念「熊川城 御城印」の販売も行われていますので「麒麟がくる」のファンの方はこちらもお勧めです。
以上、スタンプラリーの5か所を紹介しました。
北から回るか、南から回るかは人それぞれですが、ドライブには気持ちのいい季節です。
交通ルールと感染対策を守りながら、ドライブを楽しんでみるのもいいですね。
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