昨日新聞やネットのニュースで、こんな記事が流れていました。
喘息の持病がある人は、新型コロナウイルスに感染しにくいというものです。
私も喘息持ちなので、気になったのでちょっと調べてみました。
そもそも喘息とは?
先に喘息について簡単に説明します。
喘息は、空気の通り道である気管支が炎症を起こして腫れる事で狭くなり、呼吸が苦しくなる状態(というか発作)です。
炎症がおこる理由は色々ですが、下記のようなものが原因と言われています。
- 風邪などの感染症
- ダニやペットの毛など(吸入タイプのアレルゲン)
- 天候や大気汚染
- 受動喫煙
- 激しい運動
- カビ
- 化学物質
- ストレス など
私の場合、アレルギー体質(花粉や動物、金属など)ですが、普段は特に問題ありません。
しかし、風邪をひいて咳が続くと喘息の発作を起こす事があります。
喘息としては軽い方ですが、医者には常に喉が腫れている状態だと言われた事があります。
そのためか、ペットの毛などアレルゲンに大量にさらされると発作が起きる事もあります。
喘息の発作ってどんな感じ?
喘息の発作は、一言でいえば「死ぬかも…」って思うほど辛い、です。
息をすると「ヒューヒュー」って感じの音がします。
喉に笛ガム(ドーナツ型でピーピー音が鳴るガム)が喉でなっているような感じです(あれも狭い場所を空気が通る事で鳴るので原理としては同じ?)
これはもう、なった事がないとわからないかもしれません。
似たようなものだと、過呼吸でしょうか(私はどっちも経験あり)
気管支が狭まって十分な酸素が取り込めないので、ちょっと動いただけでも息切れを起こして辛いです。
トイレに行くだけでも、階段3階分をダッシュで登った後のような感じになります。
私はまだ軽い方ですが、酸素濃度が90%以下まで落ちた時は、このまま死ぬかも…と思ったほどでした。
一度発作が起きたら、私の場合は点滴しないと収まりません。
喉にシュッとする吸引タイプの薬がありますが、あれは遅行性のものです。
効果が出るまでに数日~1週間ほどかかるので、発作が起きた時に使っても収まりません。
以前、軽い発作だったので我慢した事があったのですが、全然治らないので仕方なく病院に行ったら「放っておいても収まらないから!」と先生に叱られた事があるので、発作が起きたらすぐ病院!と認識しています。
発表したのは国立成育医療研究センター
この喘息の人はコロナにかかりにくいとの研究内容はこちらです↓
⇒ぜんそく患者はコロナ感染しにくい?…成育医療研、アレルギー物質影響の可能性
記事から抜粋してみました↓
気管支ぜんそくの患者は新型コロナウイルスに感染しにくい可能性があるとの研究結果を、国立成育医療研究センター(東京)のグループが、発表した。
アレルギーに関わる物質の影響で、新型ウイルスが体内に侵入しにくくなり、感染者が少なかったのではないかとみている。グループは、米国、中国、メキシコの3か国8都市における、新型ウイルス感染者の報告を解析。その結果、計約1万7000人の感染者のうち、ぜんそくとの合併がある人は5・27%で、8都市で報告されているぜんそく患者の割合(7・95%)を下回っていた。
また、感染者と持病との関係を分析すると、糖尿病や慢性閉塞(へいそく)性肺疾患では、重症化する人の割合が高く、ぜんそくではその傾向はみられなかった。
海外でも最近、ぜんそくを引き起こすアレルギーに関わる物質が、新型ウイルスが体内に侵入する際に必要なたんぱく質の量を減らすとする複数の研究が相次いで報告されている。
ごちゃごちゃ書いてあるので要約すると下記のとおりです。
- アレルギーに関わる物質の影響で、ウイルスが体内に侵入しにくくなった
- その影響で感染者が少なかった
- 米国、中国、メキシコの3か国8都市で解析
- 喘息の人はそれ以外の人より約3%感染者が少なかった
- ぜんそくの原因物質が、ウイルスが体内に侵入する際に必要なたんぱく質の量を減らすとする複数の研究が相次いで報告されている
正直、3%程度の差では全く安心出来ない、というのが喘息持ちの私の感想です。
同じ読売新聞の記事内では、下記のようにも書かれていますが…
また、感染者と持病との関係を分析すると、糖尿病や慢性閉塞(へいそく)性肺疾患では、重症化する人の割合が高く、ぜんそくではその傾向はみられなかった。
重症化に関しては、一般人と同じ程度と言うことは、気持ち感染しにくいだけで感染するし、普通に重症化もするって事です。
もし重症化したら…と想像すると、正直「やっぱり死ぬかも…」と思ってしまいます。
ネットの声を拾ってみました
感染しにくいと言われても全く安心出来ない研究結果でしたが、自分だけかと思ったのでネットの声を集めてみました。
仮に統計的に優位であっても、理論的に説明がつくのか?
検証のない仮説では、実際の臨床には使える材料ではない気がします。
感染したら重症化すると思って生活をしているので、本人も親も気を使っている。
でも、感染しにくいのでは?というくらいでは安心出来ないので、基本的にはいつも通りの生活を続けます。
喘息持ちの人は、本当なら嬉しいけれどやっぱり安心出来ない、って人が多いですね。
正直、喘息持ちは人一倍気を使っているから感染しにくいだけという気がします。
感染したらどうなるかがわからないので、感染したら重症化するだろうと想定して予防に徹するしかないと思っています。
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