福井県の新型コロナウイルスの第一波がおおよそ終息しました。
まだ入院している方がいらっしゃるので完全終息とはいきませんが、昨日までに20日連続で感染者0が続いています。
今後は第2派に備えた生活になっていきそうですね。
WHOによると、新型コロナウイルスは今後も消える事はなく、風土病的に流行するだろうとの見通しです。
完全に封じ込めるのが難しい今、感染しない事が重要になってきます。
免疫力とは?
免疫力とは、外から侵入してくる細菌やウイルス、体内で発生したがん細胞などを監視して撃退する自己防衛システムです。
いろんな細菌やウイルスにさらされている私たちが病気にならないのは、この免疫システムが常に私たちの体を守ってくれているからです。
逆にいえば、この免疫力が下がると病気になってしまうという事です。
例えばHIVという病気は免疫不全症候群と言って、免疫力が著しく下がってしまう病気で、この病気にかかると免疫力が下がって様々な病気になってしまうのです。
このように、免疫力は生きていく上でとても大切な機能なのです。
免疫力は15歳くらいまでに出来あがり、20歳くらいから徐々に落ちていくと言われています。
年をとるとがんなどになりやすくなるのも、この免疫力が加齢とともに落ちていくからです。
免疫力を上げるにはどうしたらいいか?
免疫力を上げるのは、下記の2点に気をつけましょう。
腸内環境を整える
最近「腸活」という言葉をよく見かけますが、これは「腸内環境を整えて免疫力をあげ、健康な生活を維持する」事を指します。
ここ数年の間に腸内環境の重要性が広く知られるようになりました。
人間の体が口から肛門がつながっていますが、胃や腸などの臓器はある意味外に繋がってもいます。
口や鼻から侵入した細菌やウイルスは、そのまま胃腸に運ばれるので、喉などと同じように危険にさらされているともいえます。
腸内環境は免疫力と密接に関係している事から、腸内環境を整える事で免疫力もアップする事が出来るのです
発酵食品やねばねば食品には、腸内環境を整える乳酸菌や麹菌、酵母菌、酢酸菌、納豆菌などが含まれていて、これらが腸内環境を整えてくれます。
これらの食品を積極的に取る事で、腸内環境に善玉菌を増やし、細菌やウイルスから身体を守る事が出来ます。
身体を温めて体温を上げる
体温が1度下がると、免疫力は3割ダウンすると言われています。
しかし最近は、大人も子供も体温が下がっている傾向にあります。
子供の体温は36.5~37度が望ましいと言われていますが、最近は35度台の子供も増えているそうです。
大人に至っては、ひどい人だと35度を切る人もいるそうですが、35度台まで下がるとがん細胞が増えやすくなるなど、身体に悪い影響を及ぼします。
体温が低いと代謝も悪くなり、便秘などの排せつ機能も落ちるうえ、アレルギーや自律神経失調、うつ病などのリスクも高くなります。
特に明け方は人間の体温が一番下がる時間帯で、喘息などの発作も起きやすい時間と言われています。
身体を冷やさないように心掛ける事で、免疫力を上げる事が出来ます。
免疫力を高めるのに必要な生活習慣は?
免疫力は下記のような生活を心がける事で高める事が出来ます。
- 適度な運動
- 質のいい睡眠をとる
- 栄養バランスのとれた食事
- 入浴で体を温める
- よく笑う
免疫力を上げるには、規則正しい生活とバランスのとれた食事が大切です。
運動は、運動自体が血流を促して身体を温める効果があります。
また、運動によって筋肉がつけば、筋肉が身体の熱を生み出すので代謝を上げる事も出来ます。
免疫力を高めるのに必要なビタミンやミネラルなどの栄養素を摂るには、栄養バランスのいい食事には不可欠です。
そして、身体を冷やさず、明るい気分を保つのも大切です。
時に体温は気分とつながっていると言います。
がん患者が治療の一環として落語をみるなんて事も、実は免疫力を上げるうえでは効果があるのです。
また、がん細胞繋がりの話ですが、がん細胞がある部分を温める温熱療法なども、がん細胞が熱に弱い特性を利用したものです。
がん細胞は39.2度以上で死ぬとも言われています。
アフリカのある町では、マラリアを撲滅したところ、今までいなかったがん患者が急増したそうです。
その地域の人たちは、定期的にマラリアにかかって高熱を出すため、がんになる人が少なかったのだろうとも言われています。
上記でも身体を温める事をお勧めしましたが、身体を温めると身体の不調を改善する事が出来るので、体温を上げることを意識して見てください。
免疫力を上げるのにおすすめの習慣
個人的に実践している免疫力を上げる習慣をご紹介します。
バランスのいい食事と腸活で中から免疫力アップ
私が個人的にやっている腸内環境を良くする習慣です。
- ①栄養をバランスよく摂る
- ②発酵食品を積極的に摂る
- ③身体を冷やす飲み物は控える
- ④暴飲・暴食は避け、腹9分目を目指す
- ⑤朝は控えめにする
栄養をバランスよく摂るのは、毎食でバランスを取るのは厳しいので、週単位で考えるようにしています。
発酵食品は積極的に摂ります。ヨーグルトだけでなく、味噌や納豆、漬物などは毎食出すようにしています。
あと、腹8分目だとどうしても間食が増えるので9分目にして、夕飯が遅くなる時は小さなおにぎりやパンを食べてドカ食い予防をしています(糖尿の予防も兼ねて)
あと、朝は無理して食べない方が内臓に負担が少ないと聞いたので、最近は軽く食べるようにしています。
でも一番は、ストレスにならない程度でやる、ですね。
無理をしてやると続かないし、逆にストレスになるので、程ほどにやっています。
あと、ヨーグルトなどの乳酸菌ですが、摂りすぎもNGです。
私の知り合いはヤ○ルトを家族分飲んでいたら善玉菌が増えすぎて腹痛を起こし、病院に行ったら先生に叱られたそうです。
何事もやり過ぎ、摂りすぎは逆効果なので、摂りすぎには注意してください。
身体を冷やさないおすすめ生活習慣
私がやっている身体を冷やさない為の習慣です。
- ①身体を冷やさないよう冷たいものは摂らない
- ②夏でもお風呂は必ず湯につかる
- ③冷えたと感じたら足湯をする
- ④身体を温める漢方薬を飲む
- ⑤首と付く部位を冷やさない
- ⑥夏でも必要に応じて腹巻などを使う
私はアレルギー持ちで喘息がありますが、実はアレルギーも喘息も、大人になってから発症しました。
原因は、身体を冷やした生活を続けていたからです。
その当時、働いていた環境が寒い場所だったのが大きかったのだと思います。
その影響でアレルギー(最初に花粉症)になり、その後動物アレルギーや金属アレルギーになり、喘息も発症してしまいました。
アレルギーで色々と制限があり不便な生活になった今、あの頃の自分に「身体冷やすな!」と怒鳴ってやりたいくらいです。
上記は喘息で困っていた時、ネットなどで調べて取り入れた習慣です。
おかげで、花粉症ももろもろのアレルギーも喘息も、アレルゲンから離れて風さえひかなければ、薬なしで生活出来ています。
足湯は子供でも出来るのでお勧め
私が特に利用しているのは、足湯です。
やり方が簡単なうえ、お風呂でお湯につかるのに近い効果があります。
やり方は簡単なうえ、かかり始めの軽い風邪ならこれですっきりする事もあり、子供にもやらせています。
- やるなら空腹時
- 必要なものは、バケツ、新聞紙、お湯、足し湯用のお湯、タオルなど
- バケツは足が揃えて入り、くるぶしが隠れる深さ
- 場所はどこでも可(我が家は居間)
- 新聞紙を広げて、その上にバケツとイス
- お湯は最初は温めで徐々に熱くしていく
- お湯の温度はピリピリするくらい(やけど注意)
- 冷めたら足し湯する
- 時間は10~15分(汗が出る・足が赤くなったらOK)
- 終わったらコップ一杯の水を飲む
- 朝、体温が低い時間帯が効果的
- エアコンがつらい人は寝る前もおすすめ
やけどには注意してください(特に子供さん)
最初は42度くらいのぬるめで始めて、徐々に温度を上げていくと安全です。
絶対に無理はしないでください。
ちょっとピリピリして気持ちイイな~と感じるくらいが最適です。
足が赤くなって、じわっと汗を感じるくらいになったら終了ですが、それまではピリピリした気持ちいい温度を維持してください(足し湯時のやけどに注意)
塩やしょうが、入浴剤を入れると効果が上がります。
肩こりがひどい人は、同じ要領でひじから下を温めるのもいいですよ(手湯)
このやり方は私が不妊治療していた時にネットで見つけたやり方ですが、子供が保育園の頃、繰り返し中耳炎になった時には毎日子供にしていました。
ひきはじめの風邪も大概はこれで収まるので、保育園の頃は重宝しました。
夏のエアコンがつらい方、生理痛の重い方にもおすすめです。
また、男性は暑がりで隠れ冷え症が多いですが、あれは身体の中心にあるべき熱が、手足や頭などの末端に行ってしまって暑く感じるだけで、内臓のある身体の中心が冷えている場合があります。
内臓がある身体の中心が冷えているため、生活習慣病(高血圧や糖尿病など)になりやすいとも言われます。
体温が36.5度に届かない場合、隠れ冷え症の可能性が高いです。
以上、免疫力を上げる方法を簡単にまとめてみました。
免疫力を上げれば、コロナウイルスだけでなくそれ以外のがんや生活習慣病などの病気の予防にもなります。
免疫力を上げて、心身ともに楽しく暮らしましょう。
