昨日、39の県で緊急事態宣言が解除されました。
福井県も解除され、一番警戒度の低い「感染注意」地域になり、今後は「新しい生活様式」に沿った生活を求められます。
この「新しい生活様式」について調べてみました。
Contents
新しい生活様式とは?
新しい生活様式とは、新型コロナウイルスを想定した生活様式の事です。
感染防止を前提とした、今までとは違う習慣を取り入れたものです。
- 一人ひとりの基本的感染対策
- 日常生活を営む上での基本的生活様式
- 日常生活の各場面別の日常様式
- 働き方の新しいスタイル
この4つを軸に、今後もコロナウイルスと共存していく上での生活を想定したものです。
では、上記の4つの軸をメインに紹介します。
①一人ひとりの基本的感染対策
まず、一人ひとりの基本的感染対策の内容は下記のとおりです。
感染防止の基本
- 身体的距離の確保
- マスクの着用
- 手洗い
- 人と人の感覚は、出来るだけ2m(最低1m)空ける
- 遊びに行くなら屋内よりも屋外を選ぶ
- 会話するときは可能な限り真正面を避ける
- 外出時、屋内にいる時や会話をするときは症状がなくてもマスク着用
- 家に帰ったらまず手た顔を洗う。出来るだけすぐに着替える。シャワーを浴びる。
- 手洗いは30秒程度かけて、水と石鹸で丁寧に洗う(手指消毒薬の使用も可)
※高齢者や持病のあるような重症化リスクの高い人と会う際には、体調管理をより厳重にする。
移動に関する感染対策
- 感染が流行している地域からの移動、感染が流行している地域への移動は控える
- 規制や旅行は控えめに。出張はやむを得ない場合に。
- 発症した時のため、誰とどこで会ったかをメモにする
- 地域の感染状況に注意する
人からうつらないように、人にうつさないように、一人ひとりが心がけるのが一番の自衛方法です。
感染したら自分だけでなく、家族や職場、友人など広い範囲の人に面倒をかける事になってしまいます。
残念ながら、感染者への偏見や差別が現実に起きていて、感染した人やその家族、同僚が大きな不安を抱えているのが現状です。
自分だけでなく、周囲の大切な人を守る意味でも感染しないよう予防に励みましょう。
②日常生活を営む上での基本的生活様式
「一人ひとりの基本的感染対策」とも重なる部分もありますが、日々の生活の上での注意時点です。
- まめに手洗い・手指消毒
- 咳エチケットの徹底
- こまめに換気
- 身体的距離の確保
- 「3密」の回避(密集・密接・密閉)
- 毎朝で体温測定、健康チェック。発熱または風邪の症状がある場合、無理せず自宅で療養
とにかく、手洗い、換気、3密回避です。
この注意点は今までも言われていた内容なので、引き続き実践していきましょう。
③日常生活の各場面別の生活様式
生活する上での注意点を具体的に紹介します。
買い物
- 通販も利用
- 1人または少人数で空いた時間に
- 電子決済の利用
- 計画を立てて素早く済ます
- サンプルなど展示品への接触は控えめに
- レジに並ぶ時は前後にスペース
スーパーによっては、空いている時間を店頭で表示しているところもあります(午前中と夕方は特に混みやすい)
また、別のコロナウイルスは紙類の上で9日程生存するとの報告もあります。
不特定多数の人が触るお札にウイルスが付いている可能性を考えると、キャッスレスにした方がより安全ですね。
食事
- 持ち帰りや出前、デリバリーも
- 屋外空間で気持ちよく
- 大皿は避けて、料理は個々に
- 対面ではなく横並びで座ろう
- 料理に集中、おしゃべりは控えめに
- お酒、グラスやおちょこの回し飲みは避けて
食事中は会話は控えめに、というのは寂しいですね。
おしゃべりを楽しみたい場合は、オンライン飲み会もおすすめです。
実際にやってみましたが、リアルの飲み会は時間の経過とともに数人ずつの会話になりがちですが、オンライン飲み会だとみんなの会話を聞くため、より多くの人との会話が楽しめます。
娯楽、・スポーツ等
- 公園は空いた時間、場所を選ぶ
- 筋トレやヨガは自宅で動画を活用
- ジョギングは少人数で
- すれ違う時は距離をとるマナー
- 予約制を利用してゆったりと
- 狭い部屋での長居は無用
- 歌や応援は、十分な距離かオンライン
天候も良くなり、外で活動したくなる時期ですが、3密になる遊び方は厳禁です。
BBQなども、広い場所で密にならない工夫をしましょう。
また、運動中のマスクは熱中症のリスクを高めます。
熱中症での緊急搬送が、コロナ対策でひっ迫している医療機関の負担増になるので、無理をするのはやめましょう。
公共交通機関の利用
- 会話は控えめに
- 込んでいる時間帯は避けて
- 徒歩や自転車利用も併用する
福井県では公共交通機関の利用者は都会ほどではありませんが、ラッシュ時間帯はどうしても密になりがちです。
天気のいい日は自転車やダイエットを兼ねて歩くなど、蜜を避ける方法を利用しましょう。
また、公共交通機関を使う際は手袋をする、乗った後は手洗いするなどの予防策も忘れずに。
冠婚葬祭などの親族行事
- 多人数での会食は避けて
- 発熱や風邪の症状がある場合は参加しない
県外では葬儀で感染が広がった例もあり、最近は家族葬や近親者のみ、回り焼香などの葬儀が増えています。
今はオンラインに対応している結婚式場や葬儀会社もあるそうですし、スマホでライブ中継も出来ます。
体調不良の方だけでなく、高齢者や妊婦、持病のある方にはオンラインでの参加を考えてみるのもいいかもしれません。
④働き方の新しいスタイル
働き方に関しては、各業界ごとのルールもありますが、基本は「3密を避ける」です。
- テレワークやローテーション勤務
- 時差通勤でゆったりと
- オフィスは広々と
- 会議はオンライン
- 名刺交換はオンライン
- 対面での打ち合わせは換気とマスク
残念ながら感染者が出た会社では、取引先や地元から厳しい目が向けられたという例も少なくないです。
差別や偏見はなくすべき事で、今後はコロナウイルスもインフルエンザのように一般的な感染症になるかもしれませんが、まだまだ世間の目は冷たいです。
感染対策は会社のリスク管理や質を表していると捉えて、会社を守るためにも対策を進めましょう。
「新しい生活様式」はいつまで続く?
新型コロナウイルスに関してはWHO(世界保健機構)は、「新たな風土病となり、ウイルスが消え去ることはないかもしれない」としています。
根絶には長い年月が必要で、ワクチンや特効薬が出来るまでは、緊急事態宣言の発令と解除を繰り返すことになる可能性もあります。
長期化は避けられない状況なので、今後は「新しい生活様式」を取り入れ、ウイルスに負けないよう自衛しながらの生活になりそうです。
そういう意味では、「新しい生活様式」の期限は不明ともいえます。
ただ、一人ひとりが予防を心がけて感染者が減れば、より早く以前の生活を取り戻せるともいえるでしょう。
まずは、やっと解除された緊急事態宣言が再度指定されないように、「新しい生活様式」を続けることになりそうです。

いつもありがとうございます。