新型コロナウイルスの話ばかりになっていますが…
現在、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、いわゆる溶連菌が今、全国的な流行になりつつあるそうです。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、いわゆる溶連菌とは?
溶連菌とは、こんな病気です。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、レンサ球菌が引き起こす感染症で、発熱や咽頭炎、扁桃炎、発疹などの症状が出る。気管支炎を起こすことも多い。
主に小児の間で発生し、冬季や春から初夏にかけて流行する傾向がある。
鼻汁や唾液中の菌の飛散などで感染し、家庭や教育施設での集団感染が多い。予防法は、患者との接触を避けるほか、うがいや手洗いなどが有効とされている。
いわゆる喉が痛くて唾が飲み込めなくなる、アレですね。
私も子供の頃はよくなりましたし、子供も数年に一度かかっています。
喉が痛くて水も飲めなくなるし、学校も出席停止になるし、本当に厄介です。
腎臓に障害をもたらす可能性があるので、薬は飲みきらないといけないし、小さい子だと熱が下がった後も尿検査が必要です。
現在の流行の状況は?
今日現在、下記の4件で本格的な流行に入っています。
- 石川(9.83人)
- 新潟(9.51人)
- 福岡(8.31人)
- 富山(8.28人)
- 山形(7.57人)
- 鳥取(6.89人)
- 千葉(5.57人)
- 北海道(5.13人)
- 宮崎(5.06人)
- 岩手(4.8人)
- 宮城(4.71人)
- 埼玉と愛媛(共に4.11人)
- 東京(3.82人)
- 長崎(3.8人)
- 福島(3.74人)
石川、新潟、福岡、富山の4件は警報の域を超えています。
新型コロナウイルスの影響で受診できない?
溶連菌は年中かかる可能性があるし、今の時期は例年流行する傾向にあります。
しかし今年は、新型コロナウイルスの影響で、熱があっても直ぐに診て貰えないという問題が!!!
実際、熱が出たから受診しようとしたら、小児科と保健所にたらい回しにされたとか、酷いところだと熱があるなら来ない様にと言われた人もいるようです。
熱があるから受診するんでしょうに…
溶連菌は放置しておくと腎臓の障害を起こす場合があるので、出来れば早く受診して薬を飲ませたいもの。
受診出来ないとなれば予防しかないのですが、保育園などでは難しいですよね。
それでも、人込みを避ける、うがい手洗いで予防できます。
丁度コロナウイルスの予防方法と同じなので、予防だけは忘れない様にしたいですね。
また他にも、インフルエンザは相変わらず流行している地域がありますし、急性細気管支炎(ヒトメタニューモウイルス感染症)も流行の兆しが出ているそうです。
今はコロナウイルスにばかり関心が行っていますが、他の感染症も実は流行しているので注意が必要です。