9日、県の感染症対策本美会議が開かれ、21日まで発令されていた感染拡大警報が特別警報に引き上げられました。
会見の内容をまとめました。

会見動画はこちら
県内の状況
- 感染拡大警報を特別警報に引き上げ
- 期間は3/21まで2週間延長
- 病床は以前とあまり変わっていない(重症病床も)
- 今日の感染者は先週の同じ曜日より下回っている

- 下の図は感染経路の実数を積み重ねているもの
- 昨日までで、感染経路は家庭が5割、学校等が2割が続いている
- 昨日は学校が伸びて、家庭が5割、学校が3割
- 家庭内、学校での感染を止めるのが大事

- 下の図は感染経路の典型例
- 県外との往来で感染対策の不徹底があった
- 家族の中に体調不良が出た時、早期の感染対策が徹底されなかった
- 体調不良時に直ぐに受診しなかった(下の事例では9日目)
- 家族も登校や出勤をしていた
- 検査待ちの段階で家族が登校・出勤をしていた
- 上記5つが典型例

- 対策ポイントとして下記の4点を強化

- 対策1「家庭内の対策強化」
- 発症2日前から他者にうつす→発症前からの対策が重要
- 学校や会社など身近に感染例があった場合、家族にも感染が及ぶとの前提で対策を始める
- マスク着用、換気、コップやタオルの共有をやめる、手洗いなど
- 長時間の宴会を避ける
- 他県の方との会食を控える
- 家族の中で体調不良がいた場合、出勤や投稿を控え、直ぐに相談・受診
- 家族が検査対象になった場合、結果判明まで自宅待機
- 家庭内でも高齢者との接触を避ける

- 対策2:検査と治療のスピードアップを図る
- 重症化リスクの高い方、症状がある方を優先的に検査
・但し、希望者には家族全員の検査も承る - 学校の検査も濃厚接触者、体調不良者、同居家族に高齢者や基礎疾患がある子供に検査を実施
・クラス内で検査対象は数人(減る)
・学級閉鎖は5日程度で自宅待機
・学校を休まなければいけない保護者は減る - 医師会と連携して早期治療
・中和抗体薬(点滴)などを実施
・高齢者施設等は出向いて投薬
・中和抗体薬「ソトロビマブ」(ゼビュディ)を、全国で初めて医師会と連携してスタート

- 学校での感染対策
- 感染者が続けて出ている学校の要因を分析した上で対策を実施
- マスクを外す活動の際の対策の徹底

- ワクチン接種の加速
- 2回目接種済みの方を1とした場合のリスクを調査
・6ヵ月が経ったらすぐに摂取→リスクは1/5に減
・医師会も重症化リスクはわかってきていると言っている
・但し、福井は重症化した方が非常に少なくサンプル数が少ない
・ただ、第六波で亡くなったお二人は未接種
・予約なし接種も拡大し、対象を50歳以上に - この春に進学・就職する方に予約なしのワクチン接種
・福井から出る人、来る人を対象 - 小規模職域接種をスタート(3/12~)

- 専門家のご意見
- 医師会の池端会長
・全面的に支持、協力を表明 - 福井大学の岩崎先生
・宿泊療養施設の利用推進を進めて欲しい
・リスクの高い濃厚接触者への早期の検査に重点を置くのがいい - 県立大学の南茂先生
・経済界からは苦しいとの声が出ている
・県議会で予算を提案しているが、早期に進めて欲しい
質疑応答
同じような質問や、既に出ている内容に関しては省きます。
- 特別警報に挙げた事で心理的に外出しにくくなる
・継続支援金を受け取って頂きたい(県のものは既に受け付け開始) - 家庭内の感染対策について
・家庭内でずっと対策を続けるのは難しい
・近場で感染者が出たと聞いたら対策強化を
・症状が出たら家族全員が外に出ない - 医療体制について
・重症化させない、必要な人には加療の維持
・自宅でも重症化させない環境を整える
・地域の医療機関と協力して治療体制 - 積極的疫学調査の縮小は?
・積極的疫学調査は次の次を止めるためにも重要
・検査を受ける人の優先順位を付ける - 長時間の会食、県外者との会食の制限について
・長時間の飲酒で対策が緩む
・家庭に持ち込まない→感染を止める
・会食を止めるつもりはない
・止めているのは長時間の会食 - 有効な手立てはないのではないか?
・家庭内や学校での感染が主流
・「家庭に持ち込まない」を抑えるための特別警報 - 飲食店は厳しい状況が続くが
・早く感染拡大を止めないともっと悪くなる
・まずは感染を止める
・事業継続支援金等の活用を - 今週末、大きなベントがあるが?
・イベントなどで感染が広がっているわけではない
・感染対策を徹底して実施を - 体調不良の子供がいる事で欠勤はハードルが高いのではないか?
・今回の措置は合理性が高い
・会社の理解がないと難しい→周知を徹底
・直ぐに受診すれば抗原キットならすぐに結果が分かる - 卒業式について
・開催できる方向で工夫している
・ただし、体調が悪い時は無料検査をすぐ受ける等して欲しい
・症状がある場合は周りを考えて行動を - 検査対象を絞る事に関して
・濃厚接触者は7早く検査をするための変更 - 中和抗体薬の使用について
・主に透析の入院患者が外来で投薬
・医療機関と患者双方の負担軽減が出来ている
・老人施設でも既に出向いて投与し、入院率が減り、予防効果は高かった
・県内では基礎疾患のある方に外来で投与する体制を整えている
・医療機関でも準備を進めている - 見做し陽性をいれていくのか?
・感染を広げないのが一番大事
・行動制限で次の次を出さない - まん延防止等重点措置をする気は?
・必要あエビデンスがあれば躊躇なく検討
・医療施設の使用率は現状は全国でも最低水準
・飲食店由来の感染が殆どない
・知事会議では、他県の知事もまん延防止等重点措置をしても飲食店の手当てしかないと不満が出ていた
・現状においては要請する気はない
・看護の他に介護もあり、医療施設の負担は大きい
会見動画の中には不明瞭な部分があり、内容に間違いがある可能性があります。予めご了承ください。
県の今日の感染者についてはこれからやります。
最近判明した感染者の詳細
その他県内のコロナに関する情報
<参考資料>福井県庁ホームページより
- 福井県内第4,5期の振り返りと今後の方向性
- 福井県4~5月の振り返り(3~6P)
- 福井県内第3期の振り返りについて
- 福井県内第2期の振り返りについて
- 新型コロナウイルス感染症患者の退院後のフォローアップ調査結果(第2波)
- 福井県内第1波の振り返りについて
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世界の感染者数と県別の...