27日、杉本知事が会見を開き、県内に出されていた『感染拡大特別警報』を来月1日から『感染拡大警報』に引き下げると発表しました。
会見の内容をまとめました。

緊急事態宣言を引き下げ
県は27日、30日が期限の県独自の感染拡大特別警報について、来月1日より「感染拡大警報」に引き下げると発表しました。
期間は10月14日までです。
県内の感染状況
- 直近一週間の新規感染者数は79人
- 使用病床率は89床(21.0%)

- 22日に41人が確認されたが、それ以降は1桁に留まる

- 系統数y新規感染者数は下がったが、第三波までの一番多い時期よりも多い
- 県外由来といられる系統は相変わらず多く注意が必要
- 9月に入ってからは昨年よりも今年は減っている
- シルバーウイーク中は一昨年よりも多いが落ち着いている

- 時短要請の終了から10日程が経過
- 感染者はぽつぽつ出ているが、飲食店由来の感染は抑えられている
- 第三者認証店も順次拡大中

ワクチンの接種状況
- 先日の老人保健施設で2回接種後の感染者が33人出たが、接種済みの感染者は6%に留まる
- 未接種者が殆どを占める
- 今後接種が進めば減っていくとみられる

感染拡大特別警報のポイント
- 明日国が発表予定だが、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置は緩和の方向
- 県境をまたぐ移動は緩和だが、県外往来の時こそ「おはなしはマスク」を徹底
- 県内での観光喚起のため、キャンペーンを再開
- 県有施設の営業を再開
- 学校などはワクチン接種が出来ない年齢層おあり、感染予防対策を継続

消費喚起事業を再開
- 10月1日から再開
- 年内いっぱい(12/31まで)延長
- 「感染拡大防止特別地域」になった片町地区では併用も可能(10/8~)

医療体制の拡充
- メディカルチェックセンターを試行中
- 第六波が来た場合、メディカルチェックをして宿泊療養施設に入所

評価指数の見直し
- 重量化率をみると4月からは低くなり、医療機関への負担が減
- ワクチン接種が進み重症化率が低下
- 10/1以降、新しい指標に変更
- 一つずつ右にずらす
- 特別警報を見直し


参考:感染経路別に見た対策

質疑応答
- 数は減っているが知事はどのようにとらえているのか?
・これまでの経験に比べるとデルタ株は大変厳しい株と感じている
・通常なら一本調子で減少していた
・ちょっとしたことで感染が広がり、先日は41人の感染者が出た
・ブレークスルー感染もある
・注意が必要な株
・感染対策をしながら経済活動を再開 - どのように経済を戻していけばいいか?
・県民の皆さんも現実的で店の利用を自粛
・感染が落ち着いてきたのでGo To イートなどを再開
・完全に感染を止められる状況ではないので、第三者認証店の利用や4人以下をお願い - ワクチン接種は抑制に役に立っているのか?
・第五波の最初は接種済みは3割弱
・期間を通じて感染者は9割は未接種で絶大な効果がある - 評価指標について、この時期に見直す理由と数字の根拠は?
・十分落ち着いた時に見直さないと解除のために見直したと思われる
・第五波を経験して、病床のひっ迫が医療の現場に影響を与えストレスが高まった
・最近は病床数が増え、宿泊療養施設との併用が上手にできるようになった
・本当に厳しくなったらメディカルチェックセンターを介して自宅療養を進めていく
・一定程度緩和する事が可能と判断
・一週間の感染者数を増やした
・最近の傾向では一週間の感染者数と病床使用数が概ね一致している
・上記を踏まえ特別警報のレベルも見直した
・国の基準は他にも自宅療養者や入院率なども見ている
・県の緊急事態宣言が1週間から10日経つと国のまん延防止や緊急事態になる
・入院者の数が増えても重量化率は0.2%と低い
・一番きついのは重症化病床で数が24床と限られている
・第一波では直ぐに8床埋まった
・他県に比べても先手を打ってやっているが油断はできない
・病院や社会の緊急事態度に合わせて見直した
・専門家から尾、最近の医療体制や重症化率から見ても適正との意見 - 越前市のブレイクスルー感染について
・介護施設で入所者や職員が感染
・全国的に条件が重なると起きると痛感
・感染対策が緩んだように感じる
・22日に32人が判明し、23日には国のクラスター班に来てもらい助言を貰っている
・直ぐに現場に入って貰い、収まりつつある
・今後に向けてワクチン接種後も感染対策をしないと感染が広がるとの教訓になった - 県民に向けてメッセージを
・福井県は8/3から特別警報を出し、県外との往来自粛を要請
・長い期間行動制限に協力して頂き、心から感謝する
・全国的にも感染は落ち着いていた
・ただ、福井県でも1週間前にブレークスルー感染のクラスターが発生
・感染対策をしながら経済活動を再開しても大きな広がりはないとみている
・マスク会食やおはなしはマスクを今後も継続して頂きたい - 一か月前は過去最大の感染状況だったが、福井は何とか達しなかった要因は?
・福井はギリギリだった
・8月初め~は大きく感染が広がり、これまでよりも深刻なレベルだった
・何とか国のまん延防止や緊急事態宣言にならなかったのは県民の皆様のお陰
・これからもまずはワクチン接種を進める
・福井は全国的にもワクチン接種は進んでいる
・第六波は未接種者が中心に起きると言われている
・まだ接種が終わっていない人は感染防御行動をしっかりとって頂きたい - 経済活動再開に受けての方向性は?
・10/1からお得キャンペーンやふく割、Go To イートを順次再開
・一気に消費が過熱するが、感染対策はしっかり守っていただきたい
・飲食店の皆様にも安心して仕事をして頂きたい
・気が緩むと一気に感染が広がる
・飲食店のためにもしっかり感染対策を
・痛手を受けている飲食店には申し訳なかったが、売上金の減少の幅に合わせて協力金を支給している
・協力金の申請は早めにお願い - 県外客の呼び込みについては
・去年は冬のカニのシーズンに県外客を呼び込めた
・冬にGo To トラベルの再開はまだ未定
・県の予算案でまずは県民向け
・感染の抑制状況をみながら経済も順次助成制度を準備している
・事業者の皆さんが喜んでもらえる環境を作っていきたい - 秋~冬にかけて大きなイベントを企画しているところもあるが?
・県としても注視している
・一つ一つもイベントについてコミットしていきたい
・無防御では感染が直ぐに広がる
・ルールを守らない場合は中止を要請すると申し上げている
・主催者も感染が広がれば次が開催できないため、しっかり県の声には耳を傾けてくれている
・ファンも好きなタレントを守ろうという気持ちが強い
・県独自のお願いも踏まえて開いて頂きたい
・県としては感染対策をしっかりしていればイベントの開催は容認
・感染が広がればまた別の判断になる - 見直し後の基準について
・見直し後の基準では今は注意報レベル
・適応は再拡大時で今の状況はあてはめない
・今は下り局面で直ぐに適応にならない - 感染者が減った要因は?
・減った用意のあるが増えた要因もある
・増えたのは7月の4連休やお盆前で、県外との往来が増えて感染者が増加した
・7月の4連休は突出して県外との往来が増えた
・まずは人の往来があり、親しい人との交流が大きかった
・ワクチン接種が進み、感染者は接種していない人が9割
・県民の皆さんがマスク会食などをしっかり実施してくれた - 経済活動を再開すると感染者が増えるが、年末にかけて波が来ると言われているが?
・来ると思う
・コロナは飛沫感染なので、人の往来や親しい仲での接触で増えるリスクは上がる
・ワクチン接種を順次進めている
・病床を順次拡大して必要数を確保している
・診察や治療方法が改善され、早い段階で治療をしていれば重症化しない
・状況が大分変わってきている
・多少増えても第六波がない状況で切り抜けていきたい
※聞いたままを記載しているので、文章が分かりにくい部分があります。
また、聞き間違いなどもある可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
気になる点は下記の動画をご確認ください。
県の会見はこちら↓
これまでの福井県内の感染状況
今日正午現在時点の状況です(内は前日比)
感染者数 | 3,023人(+8) |
死者数 | 36人 |
入院者数 | 103人(-6) |
うち重症者数 | 0人 |
うち中等症Ⅱ | 6人(+2) |
使用感染症指定医療機関 | 89床(-5) |
宿泊療養施設 | 14床(-1) |
退院者数 | 2,884人(+14) |
感染症指定病院等 | 424床 |
宿泊療養施設 | 146床 |
濃厚接触者数 | 6,996人(+3) |
うち健康観察者数 | 254人(-15) |
発生届取り下げ | 1人 |
重症の定義:ICUに入室または人工呼吸器を装着した方
感染経路(R3年7月19日以降)
区分 | |
経路が判明している事例 | 1,233例(+8) |
不明な事例 | 19例 |
県外での感染と推定される事例 | 334例 |
調査中の事例 | 16例 |
合計 | 1,602例(+8) |
感染経路について、厚生労働省が県別のデータを出していました。

新型コロナウイルス-福井県内まとめ福井県内の新型コロナウイルスのまとめページです。
5月8日が最終更新です。
感染者数と感染者の状況
8日、新たに66人の感染を確認...
ワクチン接種実績
県内のワクチン接種状況はこちらです(内は前日比)
一般接種及び医療従事者等
- 対象者:約70万人(12歳以上)
- 県内に配送されたワクチン量:1,157,850回分
- 9月27日8時30分現在
接種回数 | うち1回目 | うち2回目 |
1,048,724 (+7,859) |
561,568 (+1,950) |
487,156 (+5,909) |
注:ワクチン接種円滑システムの実績
⇒福井県の評価指標はこちら(福井県庁HP)/⇒ワクチン接種について

コロナに関する情報ー旧まとめ新聞や会見、ネット上で得たコロナに関する情報をかいつまんで載せています。
上から福井県、国内、国外の順です。
世界の感染者数と県別の...
最近の傾向
- マスクなしの会話・飲食での感染が約85%
- 県外での感染を発端とした方が約90%
- マスクなしでの会食や会話が殆ど
- 県外由来の感染が増加中
- 全国の感染者は福井の4倍超
- 県外訪問者から、家族や友人同僚など少人数の集まりを介して広がる
感染者や濃厚接触者、医療関係者に関してのお願い
- 感染者やその関係者のプライバシーには十分な配慮をお願いします
- に誹謗中傷や差別が降りかからないようにみんなで支えましょう
- 医療関係者や関係職員への誹謗中傷や偏見などはおやめ下さい
感染者への誹謗中傷や嫌がらせ、偏見はおやめ下さい。
根拠のない情報を流す事は名誉棄損に当たります。
最近判明した感染者の詳細
その他県内のコロナに関する情報
<参考資料>福井県庁ホームページより
- 福井県4~5月の振り返り(3~6P)
- 福井県内第3期の振り返りについて
- 福井県内第2期の振り返りについて
- 新型コロナウイルス感染症患者の退院後のフォローアップ調査結果(第2波)
- 福井県内第1波の振り返りについて
新型コロナウイルスに関する相談窓口
- 「帰国者・接触者相談総合センター」
- 電話番号:0776-20-0795
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