9日、杉本知事が会見を開き、県内に出されていた『緊急事態宣言』を13日から『感染拡大特別警報』に引き下げると発表しました。
会見の内容をまとめました。

緊急事態宣言を引き下げ
県は9日、12日が期限の県独自の緊急事態宣言について、13日より「感染拡大特別警報」に引き下げると発表しました。
県内の感染状況
- 直近1週間の新規感染者数は、国の基準ではステージ3
- 病床使用率はステージ3を切った
- 国全体では緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が30日まで継続

- 中々一本調子で下がっていかない状況
- 新規感染者も今日は増えたが病床使用率は下がった

- 新規系統数は大分下がってきた(全体、県外由来共に)
- 第四波に比べるとまだ格段に高い状態
- まだまだ油断が出来ない状況

- 感染が拡大したのは7月の4連休とお盆の時期
- その後で大きく感染者数が増えた
- 昨年は4連休に向けて人の移動が増えていた
- 今は皆様のおかげで9月に入ってちょっと下がっている
- シルバーウィークや飛び石の連休で人流が増える可能性がある

飲食店への時短要請は解除
- 時短要請は解除(13日~)
- 7/20から第五波が始まった
- 緊急事態宣言を出す前の段階では61人の感染があった
- 8/11以降、感染者が1/3まで下がっていて効果はあった
- 第三者認証店(3366店)の認証が12日までには終了する
- 感染の状況が落ち着き、第三者認証店が増えたため時短要請は解除

ワクチンの接種状況
- 高齢者は91%まで終了、64歳以下は55.4%まで上がっている
- 全体では67%くらいまで来ている(12歳以上)
- 64歳以下で2回住んでいるのは36%でまだまだ高くない
- 20代では2回終わってるのは25%いくか行かないか

感染拡大特別警報のポイント
- 新規系統数は高止まり
- 気を緩められる状況ではない
- 引き続きシルバーウイークも県境を越える旅行は中止、延期を
- 帰省なども中止、延期を
- 県外を往来した場合は家庭内でもマスクを
- 会食は「認証店」で4人以下でマスク会食を徹底
- 感染が広がっているのは親しい人とあっている間(会話や飲食時)
- 楽しい時こそ観戦対策を
- ブレークスルー感染対策に今まで同様の感染対策を
- 小学生などはワクチン接種が出来ない
- お子さんは習い事など人が集まる場所にはいかないように
- 今起きている県内の小学校の感染拡大は習い事が起因
- 体調が悪い時には参加しない
- 人にうつさない、うらない行動を
- 職場ではトップが感染対策を
- ワクチン接種は市町や県営、職域接種いずれも予約がとれり状況
- 10/10までの一か月、ワクチン接種加速の1か月に
- 国では行動制限の緩和の議論も出てきている
- ワクチンは2回目を打って2週間経たないと抗体が出来ない
- 今から予約しても6週間はかかる


参考:感染経路別に見た対策

専門家からの意見
- 専門家の意見では、緊急事態宣言の解除には賛同いただいている
・水準の問題、減ってきている、病床使用率も落ち着いている
・緊急事態の状況の継続する事自体が次への対策を難しくする
・緊急事態宣言への切り替えには賛同
・しかし、感染状況はまだまだ厳しい - 県民の皆様には気が緩む事のないようにとのメッセージを出して欲しいとの要望
質疑応答
- 具体的にどんな事に気を付ければいいか?
・そんなに難しい事じゃない
・いつものお話はマスクの徹底
・親しき中にもマスクありで、友人、親戚などはつい気が緩む
・マスクを介してマスク会食などを行って欲しい
・今回は時短要請の緩和をするため、飲食店での会食が増えるが、そう言った場面こそ気を付けて欲しい
・飲食店の時短要請で飲食店のクラスターが起きなかった
・緩和すればクラスターが起きる可能性がある
・そうなれば状況はさらに悪化する
・またすぐに緊急事態にならないように協力をお願いしたい - 子供関連の感染が広がっているが、子供を持つ家庭に必要な事は?
・子供の感染は学校やこども園などに気持ちが行っていた
・今広がっているのは学校ではなく習い事の可能性が高い
・子供が集まる場所に行く場合、体調が悪い時には参加しない
・親御さんが徹底して頂きたい
・誰が元だったかについて、気誹謗中傷や差別がないように気を付けて頂きたい
・親御さんや先生も気を付けてお子さんに話をして上げて欲しい - 国が検討を始める予定の行動制限の緩和について
・大きな方向性については、国に対してワクチン接種後の社会を見せる事が大事と言っていた
・このような議論が進むのは歓迎
・メッセージの出し方・出方は十分に気をつけて欲しい
・県内でワクチン接種が終わっているのは半分ぐらい
・20代だと2回目の接種が終わっているのは20~25%程度
・先にメッセージが出ると気持ちだけが先行して感染対策が緩くなってしまう
・接種後のいつの事なのか、2回接種して2週間後など明確に
・緩和をする時期もせっしぃ率がどれくらいかなど、きちんとした水準を明確にしないと気分で物事が緩んでしまうと危惧している
・情報の伝達を正確にして欲しい - 県内の医療体制の今後の方向性は?
・全国的な課題だと思う
・専門家がどういう状況になればどういう体制にするのか大きく示して頂いて、それに従っていくようになると思う
・現状はワクチン接種完了者は半分くらい
・64歳以下は福井でも34%にとどまっている
・今は医療状況を下げる時期ではない
・全国的にワクチン接種の2回目が完了して一定程度期間が過ぎてから議論が出てきて、次の体制をどうするか議論をして頂きたい
・福井県では重症は少なく中等症も少なく、殆どが軽症や無症状
・ワクチン接種が進めば傾向はさらに進丸期待感はある
・将来的には病床の確保や医療の提供の仕方の変更はある - 感染拡大特別警報に至った判断について
・指標の水準は出す頃にも議論を頂いた
・県としては県の基準に沿っていない対応になっている
・緊急事態宣言は国の水準にほぼ近づいている時にしていこうという考え
・直近1週間の新規感染者数はステージ3,病床使用率はステージ3を切った、ワクチン接種が進んだ、飲食店も第三者認証が進んでいるなどから引き下げ
・決して気を緩めるという事ではない
・指標についてお切り替えようと考えているが、国も切り替えようとしている
・国の様子をみて見直しをしようと思っている - 医療関係者の話で、緊急事態宣言を継続すると次の対策が難しくなると言ったがどういう事か?
・メリハリという事
・緊急事態宣言は緊急事態に出すもの
・国の緊急事態宣言、まん延防止等重点措置があり、その前段として県の緊急事態宣言がある
・下り局面になってステージ3からステージ2がみえている段階で継続して出し続けると、本当に上がってきたときに対策の効果が出てこないんじゃないかという趣旨だと思われる - 行動宣言の緩和について、メッセージについて慎重にと言ったが、内容について思うところは?
・飲食では今回は第三者認証店をぜひ利用頂き、時短要請は解除
・一方で県外との往来はまだ当分の間、自粛や中止または延期を考えて欲しく、これは変わらない
・資料にもあったが、県外由来の新規系統の数は高止まりで県外由来がまだまだ多い
・この状況下では県外との往来はまだまだ考えて頂きたい
・飲食も第三者認証店で4人以下でマスク会食の徹底を
・特別警報なので決して緩められる状況ではない - 政府はワクチンが接種済みを条件に段階的に見直す方針だが、福井県の現状は県外の往来を慎重にと求めていかざる絵を得ないのか?
・政府はまだ決めているとは承知していない
・ワクチン接種済みとはどういう状況なのか明確になっていない
・福井県内でもブレークスルー感染が起きている
・これに対しての知見もまだ示されていない
・専門家の中の議論として接種済みの方の行動制限の緩和についての議論が始まっている状況で、認められているわけではないと認識している
・どうなったらそうなるのかと明確に国が発信して欲しい - ワクチンパスポートの動きが本格的に進められた場合、県は活用した取り組みを今後検討するのか?
・ワクチンパスポートという考え方があるという事は理解している
・経営気にも店の感染リスクの低いお客様という事で経営的にありがたいお客様という趣旨でポイント付与などがあるかもしれない
・ワクチンパスポート戸いう言葉だけ、接種済みでの話だけが先走ると気の緩みになるので避けて欲しい
・将来的には接種済みの照明が制度化されてきて、活用する場面になれば県としても対応してい
・今は全くそのような状況にはない
・体質的にワクチンを接種出来ない人もいるので、差別されないように気を付けなければいけない - 今後の感染対策について、県民へのメッセージは?
・県民の皆様には1ッカ月以上行動制限や時短栄表をお願いしていた
・協力して頂いた事に心からお礼を申し上げたい
・一番厳しい時期に比べれば新規感染者数や病床使用率は下がってきた
・感染拡大特別警報に切り替えるが、まだ厳しい状況
・新規感染者数も病床使用率も第四波の一番高い時期と同じ
・これからシルバーウイークがスタートするが、県外との往来は中止・延期を
・時短営業は解除する
・認証店の認証が終わるので、今後は認証店の利用を
・子供に関しても、体調が悪い時には学校や習い事に行かない
・会社でも体調不良時にはいかない
・ワクチン接種が受けやすい、休みやすい環境作りを - 時短営業の解除には、これ以上の延長は意味がないからか?
・元々時短要請は私権の制限になり、基本的に出来るだけ抑えていくのを念頭に考えなければいけない
・時短営業のお陰で感染が落ち着いてきた
・県民の皆様の協力の上、飲食店を開いても一気に増える様相は遠のいたと思う
・リスクは大きくなるので、利用時は十分に注意を - 子供の感染では無症状が多いが、どう気を付ければいいのか?
・デルタ株では少し症状がある方が増えている
・本当に無症状の人に気付けという事は難しい
・よく見ていると気づくこともある
・後手に回るとどうしてもクラスターになり、現実に起きている
・そう言った芽を見つけた時は行動の自粛を親御さんから気を付けて欲しい - 石川や滋賀県が今後措置が続くが、流入の懸念は?
・可能性はある
・お店の人にはマスク会食をしっかり呼びかけをお願いしたい
・目先のお客さんが増えても直ぐに感染が拡大すれば緊急事態になり兼ねない
・県民の皆様も利用時には気を付けて頂きたい - ワクチン接種について、今は希望者を捌くのが主だったが、今後はせっっ局的ではない人への働きかけや工夫は?
・これまでもやっているが、効果や副反応の正しい情報を発信
・若い方は学校や会社に居る、家族等間周りから働きかけを
・コロナウイルスはなくならないので、どういう社会を作るかの一つの方向がワクチンパスポートや接種済みの特典などが出てきている
・社会として負の重荷をどうしていくのか、明るい方向にどう持って行くのかを助言できるならして頂くことがある
・個人個人は体質や体調を考えながらワクチン接種については判断いただきたい - まだ緊急事態宣言まで火があるが、知事としては30人前後なら12日までという考えか?
・急に爆発的に増えれば考えなくてはいけない
・福井県としては1日に27人以内に納まるとステージ4を切ってくる
・それを超えてくるとステージ4を超えていく
・現状は直ぐにそうなるとは思えない - 病床の指標はステージ3を切っていると言っているが?
・ステージ3は30%程度、ステージ2は20%で今はその境目
・大きく考えればステージ2と考えている
・国の基準が緩和の方向に向いているのでステージ2と考えている - 同居家族以外との外出の制限が外れたが、これも緩和か?
・その通り
・状況をみながら、いずれにしても親しき中にもマスクアリを続けながら行動制限を緩和する方向(県内に限る) - ワクチン接種加速の一か月について、呼びかけで接種数を増やすのか?
・今は接種希望者を待っている状態
・打つ人が増えれば、打たないままに医療資源が消費されることがなくなる
・そういう意味ではワクチン接種そのものが加速すると考えている - 第三者認証店の協力を頂きながらワクチン接種の加速をしていくとはどういう意味か?
・ワクチン接種が進めば利益を受けるのは店の側にもなる
・ワクチン接種の宣伝をしてくれる方は第三者認証店にもなる
※聞いたままを記載しているので、文章が分かりにくい部分があります。
また、聞き間違いなどもある可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
気になる点は下記の動画をご確認ください。
県の会見はこちら↓
会見について、8/7以降、実施は下記の場に変更になりました。
・人数が20人以上
・その他、感染拡大の影響などで必要と判断した場合
病床使用率について
本日の病床利用率などです。
項目 | 使用数 | 使用率 |
直近1週間の新規感染者数 | 163人 | ー |
感染症病床(424床) | 143床 | 33.7% |
重症病床(24床) | 2床 | 8.3% |
宿泊療養施設(146床) | 49床 | 33.6% |
退院者数 | 35人 | ー |
↑のセルの色は指標の状況(宿泊施設は指標なし)
注意報 | 警報 | 特別警報 | 緊急事態 |
これまでの福井県内の感染状況
今日正午現在時点の状況です(内は前日比)
感染者数 | 2,783人(+28) |
死者数 | 36人 |
入院者数 | 192人(-7) |
うち重症者数 | 2人 |
うち中等症Ⅱ | 5人 |
使用感染症指定医療機関 | 143床(-6) |
宿泊療養施設 | 49床(-1) |
退院者数 | 2,555人(+35) |
感染症指定病院等 | 424床 |
宿泊療養施設 | 146床 |
濃厚接触者数 | 6,486人(+28) |
うち健康観察者数 | 691人(+2) |
発生届取り下げ | 1人 |
重症の定義:ICUに入室または人工呼吸器を装着した方
感染経路(R3年7月19日以降)
区分 | |
経路が判明している事例 | 1039例(+26) |
不明な事例 | 16例 |
県外での感染と推定される事例 | 290例(+1) |
調査中の事例 | 17例(+1) |
合計 | 1,362例(+28) |
感染経路について、厚生労働省が県別のデータを出していました。

新型コロナウイルス-福井県内まとめ福井県内の新型コロナウイルスのまとめページです。
5月8日が最終更新です。
感染者数と感染者の状況
8日、新たに66人の感染を確認...
ワクチン接種実績
県内のワクチン接種状況はこちらです(内は前日比)
一般接種及び医療従事者等
- 対象者:約70万人(12歳以上)
- 県内に配送されたワクチン量:1,057,220回分
- 9月9日8時30分現在
接種回数 | うち1回目 | うち2回目 |
946,444 (+16,966) |
519,944 (+8,765) |
426,500 (+8,201) |
注:ワクチン接種円滑システムの実績
⇒福井県の評価指標はこちら(福井県庁HP)/⇒ワクチン接種について

コロナに関する情報ー旧まとめ新聞や会見、ネット上で得たコロナに関する情報をかいつまんで載せています。
上から福井県、国内、国外の順です。
世界の感染者数と県別の...
最近の傾向
- マスクなしの会話・飲食での感染が約85%
- 県外での感染を発端とした方が約90%
- マスクなしでの会食や会話が殆ど
- 県外由来の感染が増加中
- 全国の感染者は福井の4倍超
- 県外訪問者から、家族や友人同僚など少人数の集まりを介して広がる
感染者や濃厚接触者、医療関係者に関してのお願い
- 感染者やその関係者のプライバシーには十分な配慮をお願いします
- に誹謗中傷や差別が降りかからないようにみんなで支えましょう
- 医療関係者や関係職員への誹謗中傷や偏見などはおやめ下さい
感染者への誹謗中傷や嫌がらせ、偏見はおやめ下さい。
根拠のない情報を流す事は名誉棄損に当たります。
最近判明した感染者の詳細
その他県内のコロナに関する情報
<参考資料>福井県庁ホームページより
- 福井県4~5月の振り返り(3~6P)
- 福井県内第3期の振り返りについて
- 福井県内第2期の振り返りについて
- 新型コロナウイルス感染症患者の退院後のフォローアップ調査結果(第2波)
- 福井県内第1波の振り返りについて
新型コロナウイルスに関する相談窓口
- 「帰国者・接触者相談総合センター」
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