27日、杉本知事が臨時の関係を開きましたので、その内容をまとめました。

会見の詳細
現状について
- 現在は感染爆発直前
- 今日は47人の新規感染者を確認
- 病床使用率、直近1週間の新規感染者数がステージ4超え
- クラスターが発生し感爆発直前
- 一方で重症病床は1床
- 新しい系統も過去最高は72系統/週だが今は高止まり
- 県外系統も継続して入っている

医療体制について
- ステージ4の病床の水準は202床
- 最近急に上がっていている
- 福井は今404床を用意(体育館臨時100床を含む)
- 304床を越えれば臨時病床を利用
- 臨時病床は軽症者向け
- 中等症などもあるので、300に近づけば臨時病床を開設



感染事例

- BBQなどでの感染事例も多数
- 友人や同僚等親しい間柄での「マスク」や「換気」等基本的な感染対策が不十分

- 221系統中119系統(53.8%)の感染者は1人
- 残り102系統は他の人に感染させている
・2~5人は77系統(34.8%)
・6~10人は14系統(6.3%)
・11~20人は6系統(2.7%)
・20人以上は5系統(2.3%) - 11人以上は11系統で全体の5%だが、全体の45%の感染者を生んでいる
・1割の感染者が全感染者の6割を生んでいる
ワクチンの効果について
- 第五波の感染者の96.2%は未接種者
- 1回のみ接種は21人(2.2%)
- 2回目接種は16人(1.6%)
- 接種済みの人の感染リスクはかなり下がっている

ワクチン接種の進捗状況
- 若い人(30代以下)は20%以下にとどまっている

感染爆発寸前、今が正念場
- 県内は完全爆発寸前の危険な状態
- まん延防止等重点措置となれば全ての飲食店の時短・休業要請に
- 外出自粛など私的制限が出てくる
- 感染力の強いデルタ株が近くにいるとの考えで行動を
- 親しい人の関係は難しいが、ここが肝
- 親しい間こそ「マスクあり」
- 家族の中でもリスク行動があればマスク着用
- デルタ株はマスクだけでは防げない
- ワクチン接種も敦賀市・坂井市では一時中断
- それ以外の市町はおおむね順調に進んでいる

県の対策
学校再開について
- 「おはなしはマスク」を再徹底
- 部活動も大声を出すなどの活動を避ける
- オンライン授業を計画
・1人1台タブレットを実現
・休んでいる生徒も授業に参加できる環境を整備
・学級閉鎖などになればすぐにオンラインに切り替え

ワクチン接種の推進
- 商工会議所に加入していない事業所へも拡大
- 保育所、放課後児童クラブなどの職員への優先枠を確保
- 妊婦のワクチン接種相談窓口設置し、優先枠を確保
専用電話:0776-20-0770(平日9~17時)

今後感染が続いた場合

質疑応答
- 厳しい感染状況になった要因は?
・8/6から緊急事態宣言
・新規系統のピークが7月終わりと8月のお盆過ぎに、今は高止まり
・新規系統が入ってくると、そこから病床の使用率が上がってくる
・新規系統が入ると感染者が増え、病床が圧迫
・人の移動が7月4連休とお盆に増えた
・お盆の頃は昨年の5割増し
・人が移動する⇒4~5日で新規感染者が明らかに⇒1週間~10日で病床が悪化
・現状はまだ新規系統が減らず高止まり
・このままだと病床がさらに悪化する恐れがある
・新規系統を出さないためにも接触を減らし、マスクなしの会話を減らす - 臨時の100病床について、いつどんなタイミングで稼働するか?
・既に準備は終わっている
・大きい臨時病床は、1人1人入れるのではなく、ある程度的まとまった人数を入れないと効率性が上がらない
・様子をみながらになる
・臨時病床は軽症者用で重症者には全く対応できない
・今の220人が300に近づけば稼働せざるえ終えない
・自宅療養の軽症者などが考えられる - まん延防止等重点措置の要請の目安は?
・今はまん延防止等重点措置の瀬戸際
・全体の様子をみて行こうと思う
・一番は病床の圧迫度合
・更に急激な上がり具合
・最近は平均が50人前後(この間は30人前後)
・来週中にも(要請する)事態になり兼ねない
・今のまま行けばまだ有難いがそれは楽観的 - 保健所のひっ迫具合は?
・福井県は医療機関や保健所、入院コーディネートセンターは順調
・根詰まりしてどこかがストレスになっているという事はない
・爆発的に増えたらどうかるか心配なところ - 県民の皆様への呼びかけ
・緊急事態宣言で皆様には大変ご不便をかけている
・とにかく今は感染状況は悪化し続けている
・さらに一気に増える可能性がある
・「親しき仲こそマスクあり」で、親しい間柄こそマスクをして会話
・県外への応対は控えて欲しい
・一般的な外出もバーベキューなどもしたいと思うが、全国で広がっているので今は控えて欲しい
・一方でワクチン接種の効果は非常に表れている
・今だと殆どの市町で予約すれば予約できる状況
・一日も早くまずは1回目を受けて頂きたい - 村田製作所について、知事の受け止めや会談の内容は?
・発生当初は発生状況が分からず戸惑った
・会談では一緒にやりましょうと言う話になった
・社長も積極的でとにかくここで封じ込めると言う決意がにじんでいた
・一旦工場を止めて、毎日千人規模の検査の体制を整える
・千人規模の検査をして、事業再開は検査が終わった人から
・事業所再開後も一週間に1回検査を継続(協力会社含む)
・県としても協力をすると話した
・学校や保育所に登園できないところも県で配慮して話をした
・他の人への感染リスクを考えている - 外国人の従業員への周知は?
・県内には多くの外国人がいる
・そういう方にどう伝えるかが大事
・言葉や習慣の壁があり、日本人が出来る事が出来ず最初は戸惑いもあった
・村田製作所でも外国人向けに(チラシ?)を配布して感染対策を徹底していく
・対応がいいので、県としても一般の外国人に対して参考になる事は使わせていただきたいとの話をし、ツールを増やしていく - 学校再開について、学校再開の判断について
・最終的にはそれぞれの学校で判断する
・集団生活を送るのも大きな経験で学びの場
・感染対策を徹底して再開する
・感染者が出た場合の取り扱いには十分周知している
・感染が次に広がらないような対策を取る
・県として爆発状態になったり、学校が開いている事でリスクが大きくなる場合は別の判断になる - インターハイの総括、反省点などは?
・感染者は20人程
・大きな混乱がなくホッとしている
・いくつかの競技を見たが、競技する人、見る人、支える人がいて、それを体験できた高校生には大きな経験だったと思う
・一部感染者が出たが、日程に影響は出なかった
・出場辞退もあり、100%とは言えなかった
・スポーツ大会の開き方を経験し、県として大きな経験を得た
・今後のスポーツイベントに生かしていきたい - 村田製作所について、今回の件が近隣住民との軋轢にならないか?
・直接そういう話をしたわけではない
・村田製作所に限らず、外国人が住む際の一つの課題だった
・少しずつ乗り越えてきてここまで来た
・一つの過程としてこういう事があった
・反省すべき点は反省し、正すべき点は正して共生社会をしっかり進めていく必要がある - 感染状況について、国に求める事は?
・総理は全国一斉の対応に消極的
・福井がまん延防止等重点措置のを頼む時は全国も酷い状況に
・国の考え方もあり、今の状況が国の形
・各県も国に従いながら階段を上がっている状態
・今後感染が全国に広がれば次の段階をどうするのか国に考えて貰う
・今のままのまん延防止等重点措置となると行動制限がかかり過ぎる
・今まん延防止等重点措置や緊急事態宣言の時ではない
・県民や国民の皆さんに対して措置が歯止めになっていると考えると簡単に中身を替えられない
・地方自治体の自主性や主体性をできるだけ担保して頂きたい - 現状、自宅療養をせざるを得ない状況が近づいているのか?
・既にそういう状況
・直ぐにそうしようという訳ではない
・日本中そうしないといけない状況になっている
・福井県もこの状態が続けばそうせざるを得ない
・県としては出来るだけ経過観察が出来る宿泊療養施設を利用したい - 職場での集団生活での企業側の対策は?
・既に県民行動指針の中にも書いている
・企業にもテレワークを要請している
・休憩所などでの感染対策、休みやすい職場、ワクチン接種などをお願いしている
・今後も継続して強く求めて生きたい - 企業に対し、具体的な追加の政策は?
・今は会社の中でどこにでも広がっている認識はない
・会社の関係で力を入れているのは職域接種やワクチンを打ちやすい環境
・今はこれまでやってきた感染が拡大しない環境をもう一度確認
・クラスターが起きた時はトップがすぐに止めて頂く
・これまでの活動を勧めながらワクチン接種を進める - 自宅療養はどういった状況になったら?
・最後は入院しないと治療できない
・病院で中等症がひっ迫しないような体制を事前の段階から
・軽症者に症状が改善しないのに出て下さいとは言えない - 家庭内での感染対策について
・福井県は1世帯当たりの人員が多い
・それほど意識するほどの差は見られない
・基本的に家庭は自由にマスクなしで生活
・誰かがリスクがある等の場合は親しき中にもマスクありは必要
・日頃からマスクをして生活するほどではないと思う - 医療従事者のやりくりは可能か?
・今とても厳しい状況
・404床開ければ出来るように体制は基本的な合意を得て出来てくる
・そこに行き着くまでには相当ストレスが大きくなる
・今は一般診療やワクチン接種なども行っている
・一時的に自分の病院を閉めて手伝いに行くという可能性も起きてくる
・404床稼働させて医療が回らなくなると言う想定はしていない - モデルナワクチンの異物混入に伴う影響は?
・県内でも特定のロットが供給されていた
・10100回のうち6600回分は接種済み
・昨日相談窓口を開設
・健康被害に繋がる相談はない
・残りは使わない
・量的にも代替品を取り寄せているので、今の予約に影響が出たり、接種計画に遅れが出る様な事はない - 知事はワクチン接種は?
・既に2回受けている
・奥様と2人暮らし
・同じ日にと思ったが、別々の日にして正解だった
・二人とも2回目の翌日に熱が出た
・打ったところの痛みはあった
・1日寝ていたが、大きな影響はなかった
・県内の接種者の感染は非常に減っている
・若い方は非常に不安が大きい(不妊など)
・そういう点を専門家の視点での話を見て頂けるような環境を作っていく
・社会全体もワクチン接種後の社会に安心して移っていく
・イベントなどもの周辺の方にも安心材料になってくる
※会見を聞いたまま書いているので、誤字脱字や聞き間違いなどがあるかもしれません。また、話した言葉をそのまま書くと意味が繋がらない部分はこちらで直しが入っている部分もあります。予めご了承ください。
不明な点は県の会見をご確認ください。
県の会見はこちら↓
これまでの福井県内の感染状況
今日正午現在時点の状況です(内は前日比)
感染者数 | 2,396人(+48) |
死者数 | 36人 |
入院者数 | 294人(+9) |
うち重症者数 | 1人 |
使用感染症指定医療機関 | 215床(+9) |
宿泊療養施設 | 79床 |
退院者数 | 2,066人(+39) |
感染症指定病院等 | 404床 |
宿泊療養施設 | 146床 |
濃厚接触者数 | 5,787人(+96) |
うち健康観察者数 | 996人(+69) |
発生届取り下げ | 1人 |
重症の定義:ICUに入室または人工呼吸器を装着した方

新型コロナウイルス-福井県内まとめ福井県内の新型コロナウイルスのまとめページです。
5月8日が最終更新です。
感染者数と感染者の状況
8日、新たに66人の感染を確認...

コロナに関する情報ー旧まとめ新聞や会見、ネット上で得たコロナに関する情報をかいつまんで載せています。
上から福井県、国内、国外の順です。
世界の感染者数と県別の...
最近の傾向
- マスクなしの会話・飲食での感染が約85%
- 県外での感染を発端とした方が約90%
- マスクなしでの会食や会話が殆ど
- 県外由来の感染が増加中
- 全国の感染者は福井の4倍超
- 県外訪問者から、家族や友人同僚など少人数の集まりを介して広がる
感染者や濃厚接触者、医療関係者に関してのお願い
- 感染者やその関係者のプライバシーには十分な配慮をお願いします
- に誹謗中傷や差別が降りかからないようにみんなで支えましょう
- 医療関係者や関係職員への誹謗中傷や偏見などはおやめ下さい
感染者への誹謗中傷や嫌がらせ、偏見はおやめ下さい。
根拠のない情報を流す事は名誉棄損に当たります。
最近判明した感染者の詳細
その他県内のコロナに関する情報
<参考資料>福井県庁ホームページより
- 福井県4~5月の振り返り(3~6P)
- 福井県内第3期の振り返りについて
- 福井県内第2期の振り返りについて
- 新型コロナウイルス感染症患者の退院後のフォローアップ調査結果(第2波)
- 福井県内第1波の振り返りについて
新型コロナウイルスに関する相談窓口
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- 電話番号:0776-20-0795
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福井県新型コロナウイルス感染者一覧福井県のコロナウイルス感染者一覧です。
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