3日、県は臨時記者会見を開き、感染拡大警報を注意報に引き下げると発表しました。
判明している内容をまとめました。

会見の概要
県は感染拡大注意報に引き下げ
- 3日、県はこれまで発令していた「感染拡大警報」を「感染拡大注意報」に引き下げました。
期間は6月4日から6月18日です。
現在の感染状況
- 警報発令直前は、8系統36人58床
- 現在は4系統16人29床まで減少
- 現在はいずれも注意報レベル
- 今後2週間は注意をお願いしたい

病床の推移

- ピーク時の4/22は1週間の新規感染者数が133人で、使用病床が168床
- 0の日もあるが、sン期系統が入ってくると感染者が膨らむ
4~5月の振り返り

- 451例の感染があった
- そのうちマスクなしが83.1%、マスクありは16.9%
- マスクなしが下がっているが、内訳は殆どがGW前後の感染
・この時期はどこでどう映ったか不明の方が多かった
・しっかりしていたのは病院や施設関係 - マスクをしていて感染したのはほんの僅か

- 経路不明率は今回も3%
・全国は50.3% - 県外由来の割合は9割超
・96系統中2系統は不明

- 陽性者の中の約30%は濃厚接触者以外
・逆に言えば濃厚接触者だけを検査していると30%の人を見逃す - 23.359件の検査は抗原検査を含む

- 変異株の傾向は変わっていない
- 従来株の重症者率が高い(5.9%)のは、介護施設の大きなクラスターの影響
- 福井県では変異株の重症化率は低い
- 早期発見早期治療が重要

- 「おはなしはマスク」の徹底
・徹底されるようになれば今後の感染対策の緩和の可能性が出てくる - 「会食の4人以下」の制限解除は「おはなしはマスク」が前提
- 早期受診⇒数日経っていると家族・職場に広がっている
ワクチン接種センターについて

- 接種センターのワクチンはモデルナ
・1回目がファイザー、2回目がモデルナはNG
・必ず同じメーカーもワクチンを接種
・既に1回目の接種が住んでいる方は対象外
スクリーニング検査の体制強化

- 2週間~1か月が4時間で終了
- NGS解析を県内で行えるように整備を考えている
マスク会食認証店の基準を公表

- 感染防止徹底宣言ステッカーの店に追加した形
- 申請の段階で50%を目標にし、誓約をしてもらう
- まずはポスター掲示や積極的な呼びかけをしてもらい、50%以上で来ている店に奨励金
- マスク会食をしている方々には「ふく割」(デジタルバウチャー)が使えるようにしていく
・利用者にもメリットを
・2500円以上の食事で500円を割引
・Go To イートも検討
評価指数を変更


- 中部圏の知事会に出た時、他県は入院率がそんなに高くなかった
- 最近分科会は入院率を気にするようになってきた
・福井県では原則全員入院を行っている
・他県では直接宿泊療養施設へ入所するケースがかなりの比率
・その為、福井県はひっ迫しているように見えてしまう - 今回、福井県で全員入院が出来なかったのは4/22の168床の数日間に数件あった
・福井はどうしても病床利用率が高くなってしまう - 直近1週間の新規感染者数は従来と同じ
質疑応答
- 自粛緩和を受けて県民の動きがどう変わるか?効果は?
・少しでも県民の皆さんに束縛がない様に、お店でもお客さんが増える効果がある
・マスク会食を前向きに取り組んでいただく方には緩和した状況を楽しんでいた各環境を作る
・前向きな対策 - 福井モデルがメディアで注目度が上がっているが手ごたえは?まだ十分ではない感じだが?
検討するきけん?(聞き取れず)、考える基準を示せている
・1例目からしっかり医療現場や保健所、市町で調査や検査をしている
・都市部では緩い様に見えるが、今後みんなの意識の中に「おはなしはマスク」が入れば、かなりの感染が抑えられる
・その後広いPCR検査で次の次を止める
・現状ではまだまだ(「おはなしはマスク」は出来ていない)
・店を利用する側も実践すればメリットが出てくる(ふく割やGo To イート利用など)
・マスク会食は難しくない - ワクチン接種センターについて、開設時期が6月中旬では高齢者向けの接種(7月末完了)に貢献度が低いのでは?
・市町と相談しながら進めている
・県民全体の接種のスピードアップを狙っている
・福井市も何とか完了できそう
・高齢者の接種後も県全体の接種の目途が立つまで続けたい - 県のワクチン接種の目途は?
・現状では県は目途を持っていない
・現状ではまだ先が見通せていない
・現場での接種がしやすい環境が整ってきている(手当など)
・ここで何件と決めるとかえって足かせになる可能性がある
・全体の接種のスピードを上げていきたい - 大学、職域での接種について
・県立大学では医療従事者がいるが検討中
・大学や企業は方針が出たばかりで周知まで出来ていない
・大きな企業の中には接種に向けて具体的に動いているところもある
・県はそのような企業をサポートしたい
・県の接種センター(エルパ)は土日だけだが、場所として開放したい考え
・市町の接種に大きな影響を与えない程度で提供し便宜も図りたい
・課題があれば県としてサポートする - 職域接種が始まると、市町のやっている基礎疾患のある人への優先接種など、優先順位の意義が薄れていく可能性があるが?
・あまりに急いで混乱が起きるなら是正する必要がある
・職域で早く進めば地域で受ける人の接種は早くなりいい影響になる
・職域接種は大きな効果がある - 飲食店の認証基準50%について
・マスク会食を実施する方には利用者に目印(立札?)を渡す
・目印を見れば、どれくらい出来ているかがわかる - 6月補正予算でどのような事業を盛り込む予定か?
・先日、各業界の方から色々話を聞いた
・特に飲食・旅館・旅行・運輸関係を中心に厳しい状況
・地場産業も厳しい状況
・効果的な手法を議論している
・即効性も考えながら進めていきたい - 注意報への引き下げは気のゆるみに繋がる可能性があるが、県民への注意喚起は?
・一時期は非常に厳しい状況だった
・ここまで感染が収まってきている
・現在は非常に少ない方の県に入っている
・ひとえに県民の皆様の日々の結果と心から感謝申し上げる
・福井を取り巻く各県は感染が収まっていない
・マスク会食をしっかりとして感染対策をして楽しんでいただく
・県外でこそ「おはなしはマスク」の徹底をお願いしたい - これから暑くなってくるが?
・去年を通じて経験を積まれている
・周りに誰もいない場合はする必要はないのではないか
・ただし人が近づいてきて声をかけられる範囲になったらマスク着用を - 接種センターは嶺北だが、嶺南は?
・今は福井市の周辺の接種が厳しい状況なので嶺北から開始
・医療関係者の様子を見ながら場所については柔軟に考えていきたい
・64歳以下の接種券が発行されれば予約は可能
・現状または直後は接種券が発行されている方には混乱がないようにしていきたい
・これから拡大してくると、県が接種するのは接種券があるもの
・職域・大学が広がれば接種券がない人も可能性がある
・64歳以下に拡大された場合も接種券を前提としているが、ある日(平日)は接種券なしでも受けられる等もありうると考えている
・事前によく説明してから行う - 指標の変更について、今見直しする理由は?
・医師会とも相談している
・入院率を抜くと一気に(特別警報や緊急事態レベルに)駆け上がる
・変異株に移っている(感染者が急増しやすい)
・社会活動を一気に止めてしまう事になり兼ねない
・第四波の経験を踏まえて、医師会とも相談し、現実的なところを考えた
・基準が変わる事で病床がひっ迫する事はない - ワクチン接種の64歳以下が始まっているが、県内の市町の準備状況は?
・県内の市町は早いところでは6月中旬から接種券を発送し接種開始
・まだ接種を始めたところはない
・高齢者の2回目の接種のピークを越えれば始められる
・7月半ばにはどの市町も接種が64歳以下に入っていける
※質疑応答は聞き取りにくい部分もあるため、聞き間違いなどもある可能性があります。
また、文字を起こしただけでは意味が通じない事もあるので、その辺りはこちらで修正しています。
正確な情報を希望の方は、会見動画でご確認ください。
これまでの福井県内の感染状況
今日正午現在時点の状況です(内は前日比)
感染者数 | 1,050人(+3) |
死者数 | 34人 |
入院者数 | 29人(-3) |
うち重症者数 | 0人 |
使用感染症指定医療機関 | 29床(-3) |
使用一時生活施設 | 0床 |
自宅待機者 | 0人 |
退院者数 | 987人(+6) |
感染症指定病院等 | 295床 |
宿泊療養施設 | 145床 |
濃厚接触者数 | 2,947人(+9) |
うち健康観察者数 | 79人(+5) |
発生届取り下げ | 1人 |
重症の定義:ICUに入室または人工呼吸器を装着した方

新型コロナウイルス-福井県内まとめ福井県内の新型コロナウイルスのまとめページです。
5月8日が最終更新です。
感染者数と感染者の状況
8日、新たに66人の感染を確認...
最近判明した感染者の詳細
その他県内のコロナに関する情報
<参考資料>福井県庁ホームページより
新型コロナウイルスに関する相談窓口
発熱などコロナと疑われる症状がある時の受診
発熱やけん怠感、喉の痛みなど、新型コロナウイルスが疑われる方が受診する際の受診体制が11月1日から変更になります。
受診の流れなどについての詳細はこちらで解説しています。

11月から変わる発熱時の受診体制。どうすればいいのかを簡単に解説11月1日から、コロナとインフルエンザの同時流行期に備えた体制が始まります。
私達の受診の流れも変わってくるので、今後熱などの症状...
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