16日、福井県で新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開かれ、福井県感染拡大特別警報が発出されました。

感染拡大特別警報を発令
県は16日、県内に「感染拡大特別警報」を発令しました。
期間は本日4/16から、5/9までです。
県内の感染状況
現在の県内の感染状況はこちらです↓

- 病床使用率が79床で31.0%と、特別警報レベル
- 重症者病床使用率は2床で注意報レベルを下回る
- 直近1週間の新規感染者数、経路不明は警報レベルも新規感染者数は特別警報レベルに近づく
- 入院患者が高い水準を維持している
- 県外との往来後、会食を通じて家族、友人、同僚に拡大
・マスクなし会食、ランチやミーティング、同席等
・体調不良があったが出勤し、同僚から複数人に拡大
・変異株の感染が増加
・3月以降検査済み120件中75件が変異株(62.5%) - 4月以降若年層の感染が拡大
・3/27以降、20代が23%を占める
・3/27~4/2は80~90代が20~31%(介護クラスター)
・40代以下の感染が増加
感染拡大特別警報のポイント
- 「おはなしはマスク」の徹底
・飲食店における「マスク会食」を推進
・「マスク会食」強化スタート(4/16~)
・来店者にマスク会食を呼び掛け
(補正予算成立後)
・4/23の週からマスク会食用マスクを県から送付開始
・飲食店における現地確認を実施
・マスク会食のマスクを県民・企業家から寄付募集 - 県をまたぐ移動は必要性を再検討
・特にまん延防止等重点措置実施地域との不要不急の往来は控える
・大阪は直近1週間の人口10万人あたりの陽性者は77.01人⇒福井の人口に置き換えると593人/週
・福井で1年で出た感染者に近い数が1日で出ている形
・時期をずらす、リモートにする等代替案を再検討
・GWの来県は2週間前から感染対策を実施
・休暇を分散させる
・来県の前後を含めて検温や体調管理を
・来県後は家庭内で出来るだけマスク着用
・来県中、体調不良になった場合は速やかに受診
・受診・相談センターへ連絡:0776-20-0795(24時間対応)
・県は申し出を受けた来県者に直ちに検査を実施 - 迷わず医療機関を受診
・変異株は発症までの期間が短い(従来型は4.0日、変異株は2.8日※福井のサンプル)
・察知した時点で既に他の人にうつしている状況になっている
・体調不良が出たら様子を見ずに受診
・早期受診で感染拡大防止を
・PCR検査を躊躇する傾向にある
・県内の陽性率は1.7%
・感染していない事を確認する考え方で受けて欲しい - 保健所の調査に協力
・2.8日を克服するため、体調変化や行動歴の調査にご協力を!
・早めの検査で無症状病原体保有者を早期発見
・無症状の割合:第一波…8.1%、第二波…28.7%、第三波…30.6%、3月~…39.2% - 消費喚起事業の新規予約・販売の停止
・「 Go To イート」は4/17以降の食事券の新規予約を停止
・「ふくいdeお得キャンペーン」は4/17以降、新規予約分は割引対象外、4/23までに受け付けたキャンセル料は無料化する - コロナ対応病床を10床追加
・4/15まで 医療機関255床、宿泊療養施設145床、計400床
・4/16から 医療機関265床、宿泊療養施設145床、計410床
・過去最多だった85床の5倍の数
・病床の増加は今年1/14以来
・今後も病床拡大を検討
・宿泊療養施設の有効港活用
・後方支援病院の確保を勧め、コロナ病床を効率的に運用
医師会会長より
- 今日の19人という数字に危機感を持っている
- 変異株について
・明らかに感染力が強いと考えている
・若年者にも感染しやすい(中学生など)
・大阪の統計では重症化率が第三波の3倍高い
・大阪などでは中等者向けの病院で重症患者を診ている
・福井は余裕がある様に見えるがここで抑え切らないとあっという間にひっ迫する
・但し、変異株も対策は従来型と同じ
・今まで言われていた対策を徹底するだけ - 福井は知事の早い判断で特徴のある対策をしている
・積極的疫学調査でリンクを追えている
・原則感染者を入院(全国でも非常に珍しい)
・通常診療が滞ることなく行われている
・但し、原則入院は続けたいが、感染者が倍々で増えると出来なくなる
・場合によっては感染爆発地域の様に自宅・ホテル療養になり、重症化して亡くなる人が出てくる
・感染者を抑える事が大事 - 第三波と第四波の間が短かった
・第三波で0に近くなって、先延ばしになっていた治療や手術をやろうとしていた矢先だった
・患者急増でまた病床を空けなければいけなくなった
・緊急じゃない手術などがまた先延ばしになりつつある
・待機手術を終えてから第四波を迎えたかった
・不要不急ではないが必要な手術が出来なくなる危惧がある
・基幹病院からも危惧する声を聞いている
・今日この段階で特別警戒が出るのは非常にタイムリーで医師会としても全面的に協力したい - 検査体制も拡充しないといけない
・PCR検査センターの時間を増やして検査できる体制を拡充
・病院に対してもコロナ回復期も含めて民間病院を含めて病床を増やしたい
知事より指示
- 感染爆発に向けて今が一番大切なポイント
- 感染拡大防止特別警報を発令
- 「おなはしはマスク」を徹底
・感染拡大防止対策と経済の両立
・マスクなしの会話が一番大きな原因
・会食に限らず徹底してなくしていく
・「マスク会食推進県」として準備を進めていく
・県民の皆さんにもマスク会食を徹底して行動に取り入れて頂く
・お店の中でもそのような雰囲気を作っていく
・感染が拡大した時にはマスク会食を推進しているお店を使って頂く - GWに向けて
・年末年始なども人の動きで感染が広がっている
・年度末をまたいだのは大きかった
・県をまたぐ行為には再検討をして頂く
・まん延防止等重点措置実施地域への移動を控える - 変異株について
・大きな原因と言われているがやるべき事はこれまでと同じ
・今後も徹底して行き、周知徹底をお願いしたい - 感染者・濃厚接触者、医療従事者や家族、関係者に対して
・誹謗中傷や差別に繋がる行動を厳に控えて欲しい
質疑応答
- GWをすべて含むが県民に対してGW中ドン何行動を取って欲しいか?(知事)
・「おはなしはマスク」やマスク、手洗い、三密回避等基本的な感染対策をして頂ければ楽しく過ごして頂けるのではないか
・まん延防止等重点措置実施地域への往来がこれまでも感染を拡大させている
・「おはなしはマスク」を徹底して欲しい
・食事だけでなく、職場や休憩中等、言葉を発する時にマスクをつけている事が感染拡大の一番の近道
・時短要請や外出自粛なしで経済をまわして行きたい
・「感染防止」と「経済再生」に両立への挑戦だと思っている - お得キャンペーンの停止について(知事)
・今は感染拡大を防止すると言う心のブレーキを踏んで貰いたい
・新規の発行を停止し、利用の停止はしていない - 変異株の特徴と怖さ、対策について(医師会会長)
・感染力が明らかに強い
・早く感染する
・若年者にも感染する(大阪東京も同じ)
・大阪等の事例だと重症化が早い(これまでの3倍)
・エビデンスに基づいた判断
・何もわからなかった1年前とは全然違う
・特別の対策が必要な訳ではない
・ワクチン接種が行き渡る夏終わるぐらいまでしっかり対策を取る事で経済を回せる事になる
・医師会としても経済と感染抑制との両立は大切だと思っている - GWを挟み影響も大きいが、経済再生の具体的な対策は?(知事)
・既に2月補正予算でも県版持続化給付金などもさせていただいている
・下支えの部分を県もやらせて頂く
・感染を抑えるのが最大の経済対策だと思っている
・一時的に動きが落ちたように見えても、その先の返ってくるものは早くなる
・ますは感染を抑える事が一番重要
・最近は新しい株(系統)が次々入ってきている
・飲食店でマスクなしでの感染が非常に多くなっている
・最近の傾向をみても、まずは「おはなしはマスク」を徹底
・(キャンペーン停止で)アクセルは外すが感染対策をしっかり守って楽しんで頂ければいい - 正しいマスク着用法について(医師会長)
・鼻をキチンと押えて全体にカバーをする
・自分が感染した場合にまき散らさない
・飛沫感染をさせない
・一方で自分を守る意味では、手が一番手が汚い
・会食時だけ外して、会話する時は付ける
・家にこもってばかりでは下肢が弱ってしまう
・天気がいい時は散歩するなど出来る事を続けて頂きたい
・家族で食べる時も、食べる時は黙々と食べている
・話をする時は付ける - マスク会食の推進店について
・これから団体の皆さんと相談したい
・チェックばかりもどうかと思うが推進店を増やしたい
・マスクを配布してどこでもマスク会食をしているようにしたい
・不十分と言われる店が出たら県職員や業界団体の方、学生にお願いしたい
・前回も1月にやっている - センスある会食について
・何もやらないよりは大きいだろうと思い申し上げていた
・現状、特にまん延防止等重点措置実施地域はそれでは間に合わない
・誤解を招かないようにマスクをしっかりする様に申し上げたい - 感染者が過去2番目の19人になったが新系統はなかったが、市中感染についてどのような認識か?
・市中に蔓延している状態ではないのではないか?
・飲食店を介して一同で広がっているのではなく、その人を介して次の人に広がっている感じ
・今一度感染対策の徹底をして頂くのは重要 - マスク会食のマスクを県民から募る件について
・県民の皆さんの意識を高め、一緒にやっている気持ちを理解して頂くために寄付を募る
・必要な量は店の努力まり、配って終わりではない
・予算を使いながら寄附(気持ち)をいただく、お店も自分でやって頂く、その様に広げたい - 県の不要不急の往来自粛について
・自粛を求めている訳ではない
・一般的な越県は『判断を任せる
・まん延防止等重点措置実施地域では控えて頂きたい - ステッカー協力店とマスク推進店の違いは?(知事)
・感染対策を一段上げると言う意味で、マスク推進店をお願いをしていく
・ステッカー+αと考えて欲しい - 時短要請が視野に入る感染拡大とは?(知事)
・その時々の判断になる
・県外の状況も見ながら判断したい - ワクチン接所への影響は?(医師会長)
・現時点で影響はないとみている
・粛々と予定通りやる事を全力でやる
・万が一クラスターが発生した場合は医師会として応援体制が必要
会議の動画はこちら↓
福井県内の感染状況
今日正午現在時点の状況です(内は前日比)
感染者数 | 703人(+19) |
死者数 | 29人 |
入院者数 | 81人(+9) |
うち重症者数 | 2人 |
使用感染症指定医療機関 | 81床(+9) |
使用一時生活施設 | 2床 |
自宅待機者 | 0人 |
退院者数 | 593人(+10) |
感染症指定病院等 | 255床 |
宿泊療養施設 | 75床 |
濃厚接触者数 | 1,757人(+19) |
うち健康観察者数 | 168人(+11) |
※重症の定義:ICUに入室または人工呼吸器を装着した方
昨日までの感染者の推移です。


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5月8日が最終更新です。
感染者数と感染者の状況
8日、新たに66人の感染を確認...
最近判明した感染者の詳細
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<参考資料>福井県庁ホームページより
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発熱などコロナと疑われる症状がある時の受診
発熱やけん怠感、喉の痛みなど、新型コロナウイルスが疑われる方が受診する際の受診体制が11月1日から変更になります。
受診の流れなどについての詳細はこちらで解説しています。

11月から変わる発熱時の受診体制。どうすればいいのかを簡単に解説11月1日から、コロナとインフルエンザの同時流行期に備えた体制が始まります。
私達の受診の流れも変わってくるので、今後熱などの症状...
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